村上、自己ベスト遠く予選落ち 状態は万全に程遠く…
2012年08月10日 06:00
五輪
自らの感覚と距離のズレを埋められなかった。80メートルを超えた確信があった1投目が、76メートル37止まり。「思ったより記録が伸びなくて、“なんでだろう”という疑問が生まれた」。修正できずに2、3投目も記録を伸ばせない。今季は春先に右太腿裏の肉離れを発症し、6月の日本選手権では右肘を痛めた。村上は「体は問題なかった」と言い訳は一切しなかったが、「(右肘は)内出血の状態」と関係者。状態は万全には程遠かった。
16年リオデジャネイロ五輪への気持ちは、今はない。だが、「機会があればこれからもチャレンジしていきたい」とも言った。夢舞台の屈辱を糧にフィールドに帰ってきた時、村上は一回り成長しているはずだ。