内村 まさかの鉄棒落下「過信していた部分も…」種目別決勝逃す
2016年08月07日 01:12
五輪
内村航平は個人総合では90・498点で1班を終えて首位に立ったが、金メダルが期待されていた種目別鉄棒でまさかの落下、得点も14・300で決勝進出はならなかった。
内村は「普段落下するところじゃないところでの落下があったので、すごく悔しい思いです。練習をかなり積んできたものの…これがオリンピックかなと思った。練習でうまくいっていて、過信していた部分もある」と反省した。
団体予選は各種目4人が演技し、上位3人の得点合計で争う。最初のあん馬で田中佑典が落下したものの、まずまずのスタートで「このままうまくいくのかな」と思ったと内村。だが、山室光史が跳馬でしりもちをつき、平行棒で田中、山室にミスが出た。更に鉄棒ではエース内村も落下した。
12年ロンドン五輪で、体操男子の内村は団体総合予選の鉄棒とあん馬で落下。銀メダルだった決勝でも再びあん馬で落下し、金メダルを獲得した個人総合も最後の床運動で着地が乱れた。「やっぱり五輪には魔物がいる」と語っていたが、またしても予想外のミスが出てしまった。
それでも決勝は予選の得点が持ち越されないため「点数は気にしていない。ミスしているので上に行かれても仕方がないが、決勝には行けると思うので、気持ちを切り替えて調整したい」と必死に前を向いていた。