シリア人など10人 難民選手団に観客から大拍手
2016年08月07日 05:30
五輪
特別参加の「難民五輪選手団」もリオ五輪開会式の舞台に立った。シリア2人、南スーダン5人、コンゴ(旧ザイール)2人、エチオピア1人の10人。ホスト国ブラジルの前に入場行進すると、会場からひときわ大きな拍手が起きた。
シリア出身で現在はドイツに身を寄せる競泳女子のユスラ・マルディニ(18)は、トルコから密航業者のボートで欧州を目指す際、定員超過で沈みそうになり、エーゲ海に姉と飛び込んで4時間近くボートを泳いで引っ張った。この日は一歩一歩、喜びをかみしめるように笑顔で歩いた。