近藤亜美、涙…日本勢メダル1号も「申し訳ない気持ちでいっぱい」
2016年08月07日 05:13
五輪
銅メダルを獲得し日本勢のメダル第1号となった女子48キロ級の近藤亜美(21=三井住友海上)は、五輪初出場でのメダルにも「申し訳ない気持ちでいっぱいです」と悔しさをのぞかせた。
「(準決勝の相手の)パレト選手の監督から、メダルが有るのと無いのとでは全く違うと言われた」と励ましの言葉があったことを明かし、3位決定戦ではウランツェツェグ・ムンフバット(モンゴル)に終了間際に隅落としで有効を奪い、優勢勝ち。
それでも「実力の無さがはっきり出た形になって、これを次のオリンピックに活かしたい。ここはここでしっかり受け止めて、次は東京で皆の前でやり直したい」と2020年の東京五輪に向け前を向いた。
13年に高校生でGS東京大会を制し、14年に19歳で世界選手権(ロシア)で優勝した。田村亮子(現姓谷)らに次ぐ史上3人目の10代の世界女王だったが、その後は低迷。食事の管理や嫌いだったウエートトレーニング、練習嫌いを克服してつかんだ五輪切符だった。