萩野「最後50mは怖かった」瀬戸と日本勢60年ぶり同時表彰台
2016年08月07日 10:37
五輪
「競ったら負けない」。その宣言通り、萩野が終盤にケイリシュ(米国)の猛追を振り切って優勝。レース後は「平井先生に金メダルをかけたいという一心だった。最後50メートルは怖かったですが、競り勝ててよかった」と安どの表情を見せた。
昨年6月末、合宿中に練習場へ自転車で移動している際に転倒して右肘を骨折。世界選手権を棒に振り、どん底に突き落とされた。悔しさのあまり、試合をテレビで見ることもできなかった。それでも「それがあったから、最後も粘れた」。昨年味わった苦しさを力に変えた。
3位の瀬戸も「ロンドンからの4年間、この1年間みっちり頑張ってきた成果だと思う」とライバルの優勝を素直に称えた。日本人の同時表彰台は60年ぶりの快挙となった。