正代 秋場所後に3年越し大関昇進パーティー、目標は…「カド番にならない」プラスV争い

2022年08月31日 05:30

相撲

正代 秋場所後に3年越し大関昇進パーティー、目標は…「カド番にならない」プラスV争い
豊山(左)と申し合い稽古を行った正代 Photo By 代表撮影
 大相撲の時津風部屋が30日、秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)に向けた稽古を報道陣に公開した。名古屋場所で4度目のカド番を脱出した大関・正代(30)は幕内・豊山(28)や幕下力士を相手に計12番取って10勝2敗。稽古後には、秋場所後の10月23日に都内で念願の大関昇進パーティーを開く予定であることを明かした。
 20年秋場所で初優勝を果たして昇進を決めてから2年。コロナ禍で開催が見送られてきた大関昇進パーティーが10月23日に都内で開かれることが決まり、正代は「やっとできることになった」とひと安心。「大関でいるうちにやれたらいいなと。どうしても(成績が)安定しないので…」。自虐的な“正代節”で喜んだ。

 昇進パーティーが開催されないまま陥落してしまうかもしれないという危機を何度も乗り越えてきた。カド番はこれまでに4度。常に大関のプレッシャーと闘い続けてきた心労からか、昇進してからの2年間は「一番長かった」と振り返る。名古屋場所では3連敗スタートから途中7連勝するなど巻き返してカド番を脱出した。終わってみれば10勝で、優勝力士と星の差2つ。実力は確かで「初日からの連敗がもったいなかった。あれがなかったら…」と優勝のチャンスを逃したことを悔やんだ。

 この日の稽古では、馬力負けして押し込まれる場面が多く豊山に2敗した。「調子が悪かった。寝起きがパッとしなかった」と不満な様子。残り2週間を切った初日へ、ここから調子を上げていく。

 秋場所の目標は「カド番にならないようにしたい」と控えめすぎる回答。その後「優勝争いに関われるぐらいいきたい」と付け加え、大関としての責任感を少しだけにじませた。

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