いきなり波乱!世界124位ウクライナ選手が元女王ハレプ撃破、20歳スニグル 母国に勇気
2022年08月31日 02:30
テニス
ジュニア時代に19年ウィンブルドン・ジュニアに優勝した実績があるが、4大大会は9度目の挑戦で初めて予選を突破。フラット系のスピードボールを武器に、前哨戦のナショナルバンク・オープンを制したハレプに真っ向勝負を挑み、第1セットの第1、3ゲームで連続ブレークに成功して勢いに乗った。
ロシア侵攻前は首都のキーウ(キエフ)で練習し、今も母親が残る。現在はポーランドの首都ワルシャワやラトビアの首都リガを練習拠点としているが「いつも練習できるわけではない」と表情を曇らせた。困難な状況を乗り越えて番狂わせを演じ「ウクライナで暮らしたいし、自分の国を支えるために全力を尽くしたい」と躍進を誓った。
《貫禄のセリーナ、ストレート勝ち》4大大会通算23度の優勝を誇るS・ウィリアムズがストレート勝ちで初戦を突破した。元女王の試合を一目見ようと、夜の部歴代最多の2万9402人がセンターコートに押しかけ、元米大統領のビル・クリントン氏、ボクシング元世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏らも熱視線。試合後は観衆からボードを掲げての人文字で「セリーナ、愛してる」とメッセージを送られ「ここでプレーすることが大好き。応援が力になった」と余韻に浸った。2回戦は世界2位のコンタベイト(エストニア)と対戦する。
《西岡は無念3年連続初戦●》3年連続で初戦敗退した西岡は第1サーブからの得点率は57%で、ダビドビチフォキナの81%を大きく下回った。サーブの不調に加え、苦しい体勢でバックハンドを打たせて相手を崩す得意の攻撃の形も機能せず。「僕のやりたい試合展開が、彼には苦ではなさそうだった。思った以上にバックが良かった。相性が良くないと感じた」と振り返った。今月初旬のシティ・オープンで準優勝。調子を上げてニューヨークに乗り込んだが、今季4大大会は全て初戦敗退となった。世界ランクは日本男子でトップの55位。故障離脱中の錦織に代わる活躍が期待されたが「全体の7割くらいの選手には勝てると思っていたけど、1回戦からタフな相手を引いた」と肩を落とした。
◆テニス全米オープンはWOWOWで全日生中継。WOWOWオンデマンド、WOWOWテニスワールドで全コートライブ配信。
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