ダニエル太郎1回戦敗退 試合中に自身に説教し「自分で自分を崩してしまった」

2022年08月31日 05:45

テニス

ダニエル太郎1回戦敗退 試合中に自身に説教し「自分で自分を崩してしまった」
ダニエル太郎(AP) Photo By AP
 【テニス 全米オープン第2日 ( 2022年8月30日    ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )】 男子シングルス1回戦で世界ランキング95位のダニエル太郎(29=エイブル)は4―6、7―6、2―6、2―6で世界91位のリシャール・ガスケ(36=フランス)に敗れた。試合時間は3時間16分。気温30度の猛暑で終盤は足が動かず「難しいコンディションの中で自分で自分を崩してしまった」と唇をかんだ。相手のフォアハンドにボールを集めてラリーを長くし、体力勝負に持ち込む戦略だったが、逆に自身が消耗。試合中に頭の中で「なんでこんなに疲れているんだ」と自らに説教してネガティブになり自滅してしまった。
 ニューヨーク生まれで、幼少時代は日本で生活。14歳の時に父親の仕事の関係でスペインに移住した。「僕は日本でもスペインでもスパルタ教育を受けた。テニスでコーチにしかられ、家で親にしかられ、(塾の)くもんでもしかられた。大人になってからは自分で自分をしかる」。自身への“説教癖”は格下に油断した時などはプラスに働くが、格上相手にはポジティブさを失うマイナス要素になることが多い。

 状況によって長所にも短所にもなる自身の性格といかに向き合っていくかが今後の課題。「自分の頭とも戦っていて、自分をブロックしている。変えていかないと、ここから上がっていくことは難しい。自分にポテンシャルがあることは知っているので、自分ができることはすべてやりたい」と視線を上げた。

 ◆テニス全米オープンはWOWOWで全日生中継。WOWOWオンデマンド、WOWOWテニスワールドで全コートライブ配信。

おすすめテーマ

2022年08月31日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム