堀川恵が“鬼門”の女子63キロ級で世界一 日本女子12年ぶり 柔道世界選手権
2022年10月09日 23:13
柔道
長野・松商学園校2年だった12年12月のグランドスラム(GS)東京大会を史上最年少の17歳1カ月で制覇。同級五輪2連覇の谷本歩実に憧れ、同じく跳ね飛ばすような内股を武器に将来を嘱望される存在だったが、その後は国際大会で勝てず。筑波大4年だった17年には選抜体重別を初制覇し、世界選手権代表に選出されるとみられたが、同級は派遣選手見送り。「心が折れそうになった」と大きな失意を味わった。
転機は社会人3年目の20年7月。警視庁柔道部に所属する夫と結婚し、「新しい自分という感じで」と選手登録も旧姓の津金から堀川姓に変更した。その後は「家で一緒に映像を見て助言をくれる」と夫と二人三脚で柔道を極めた。内股にこだわり過ぎた過去の自分を捨て、寝技など柔道の幅を広げたことで急成長。今年2月のGSエルサレム大会では、10年ぶりのGS制覇を成し遂げ、一気に世界一まで上り詰めた。
日本では珍しい、ミセスの世界女王の誕生。10年前は想像もしなかったであろう柔道人生を歩み、憧れの五輪をはっきりと視界にとらえた。
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