マリニン 僅差で2位も「とても楽しめた」 来季は5回転挑戦も視野

2022年10月09日 04:52

フィギュアスケート

マリニン 僅差で2位も「とても楽しめた」 来季は5回転挑戦も視野
宇野に迫る演技を見せたマリニン(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート・ジャパンオープン ( 2022年10月8日    さいたまスーパーアリーナ )】 新星イリア・マリニン(米国)は、国際連盟非公認ながら自己ベストの193・42点で男子2位だった。
 先月に世界で初めて成功した冒頭の4回転半は着氷が乱れて手をつき、判定は4分の1回転不足で減点。それでも4回転4種5本の構成を完遂し「とても楽しめた」と振り返った。

 今季後半の4回転6種7本の異次元構成の投入に含みを持たせ、さらにシーズン終了後「心に余裕があって気分が良ければ」5回転ジャンプ挑戦も視野に入れると明かした。

 ≪坂本「奇跡」“ノーミス”演技を自画自賛≫昨季の世界選手権を制した坂本が、ほぼノーミスだった自身の演技を「奇跡」と振り返った。冒頭の2回転半(ダブルアクセル)を決めて勢いに乗り、課題だったフリップ―トーループの連続3回転も成功。女子トップの146.66点をマークし「自分のベストを出して(チームに)貢献しようと思っていた。ちょっとでも役割を果たせて良かった」と笑みを浮かべた。

 9月のロンバルディア杯後に調子を落としていただけに、今大会の出来に最も驚いたのは自分自身。「この演技ができたのは奇跡。でも、“集中してやれば、ここまでできる”というのが、この大会で発見できた」。不安を抱える中でも、高い集中力を発揮して世界女王の貫禄を示した。

 ≪復帰2戦目紀平上向き「いい緊張感」≫復帰2戦目の紀平が新衣装で「タイタニック」を演じ切り、納得の表情を浮かべた。右足首の疲労骨折で昨季は全休。まだ本調子には程遠いが、3回転サルコー―2回転トーループの連続ジャンプなどを決め「いい緊張感で滑ることができた」と手応えをつかんだ。少しずつ状態は上向いており、場内インタビューでは「全日本(選手権)で表彰台に上がれるようにしたい」と今後の目標を口にした。

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