サクラフィフティーンは黒星発進 強豪カナダに5―41 ラグビーW杯ニュージーランド大会

2022年10月09日 13:02

ラグビー

サクラフィフティーンは黒星発進 強豪カナダに5―41 ラグビーW杯ニュージーランド大会
レスリー・マッケンジーHC Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯ニュージーランド大会1次リーグB組   日本5―41カナダ ( 2022年10月9日    ファンガレイ )】 世界ランキング13位の女子日本代表は同3位のカナダ代表と対戦し、5―41で敗れて黒星発進となった。勝ち点0は。2大会連続5度目の出場となる日本は、この後15日に同6位の米国、23日に同5位のイタリアと対戦する。
 94年の第2回大会以来の8強入りを目指すサクラフィフティーンが、厳しい大会スタートを強いられた。前半2分、自陣深くに蹴られたボールを処理したWTB今釘小町(アルカス熊谷)のキックをチャージされ、こぼれ球を拾われ先制トライを許した。4分後、逆に敵陣に入ってゴールに迫ると、ラックを連取し最後はロック高野真希(横河武蔵野)が今大会チーム初トライ。14年に準優勝を含む4度の4強入りを誇る強豪に、しっかりと食らいついた。

 しかしその後はセットプレーで劣勢を強いられ、同14分にはラインアウトモールを押し込まれて再び勝ち越された。出場12カ国で最もサイズ面で劣る日本は素早い集散とダブルタックルで必死のディフェンスを見せたが、手薄なラック付近やミスマッチを突かれ、その後も3トライを許して前半を5―27で折り返した。

 後半はプレー精度やディフェンスを修正し、イージートライは許さなかったが、相手に勢いをつくり出された場面では太刀打ちできず。後半10分、26分とトライを許す一方、少ないチャンスでは自らのミスで手放すなど、最後まで硬さのあるプレーが続いた。

 19年1月に元カナダ代表のレスリー・マッケンジー・ヘッドコーチ(HC)が就任したサクラフィフティーンは、新型コロナウイルスの影響で1年延期となった今大会に向けて合宿や一部の主力選手を海外リーグに送り込むなどして強化。今年5月にはオーストラリア、8月にはアイルランドから初勝利を挙げるなど躍進を遂げたが、優勝候補の一角に挙げられる強豪国に屈した。

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