朝倉聖が王座返り咲き 「14日開幕の世界戦選手権へ闘志「パルクール界のシンボルになる」

2022年10月09日 20:27

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朝倉聖が王座返り咲き 「14日開幕の世界戦選手権へ闘志「パルクール界のシンボルになる」
<第3回パルクール日本選手権>男子フリースタイルで2大会ぶりの優勝を飾った朝倉聖  Photo By スポニチ
 派手なアクションで人気の新競技パルクールの第3回日本選手権は9日、東京・有明アーバンスポーツパークで行われ、男子フリースタイルは朝倉聖(23=TOKIOインカラミ)が2大会ぶりに王座に返り咲き、第1回世界選手権(14日開幕、有明アーバンスポーツパーク)への出場を決めた。
 予選2組の最終演技者として登場した朝倉は、鉄パイプで組まれた障害物の上に上がると、綱渡りの数歩前に進み、そこから豪快にダイブ。トリプルコーク(3回ひねり)の大技を決めると、次々と高難度のトリックを見せ、Eスコア13・5点、Dスコア12・5点の計26点で首位に立った。結局、女子スピードの競技終了後に雨が降り出して決勝は中止。予選成績が最終順位となり、2大会ぶりの優勝が確定した。

 19年の第1回大会で優勝し、世界選手権切符を獲得。だが、当初20年3月に広島での開催が予定されていた世界選手権はコロナ禍で延期に。朝倉は「もう一度、(出場権を)取り戻せたことがうれしい。第1回の世界選手権はホームでやらせてもらえるので、このシーンを盛り上げていくためにも優勝したい」と端正なマスクを崩した。

 課題だったスタミナを強化する一方で、空中姿勢の感覚をつかむためにトランポリン練習を導入した。世界選手権に向けて「新技も用意している」と明言。「まだ本番でやるかは決めていないけど、クワッドコーク(4回ひねり)を考えている」と明かした。
 第一人者としての自覚は強く、「競技人口を増やすためには“目指す人”がいることは大きいと思う。ただ、勝つだけじゃなく、誰もやっていないようなことをやって勝つ。僕がパルクール界のシンボルのような存在になれたら」と熱く語った。

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