東日本学生相撲リーグ戦一部 日大が最終戦で大逆転!!混戦制して2年連続53度目の優勝

2022年10月09日 23:39

相撲

東日本学生相撲リーグ戦一部 日大が最終戦で大逆転!!混戦制して2年連続53度目の優勝
東日本リーグ戦一部で優勝した日大の(前列左から)羽生健人、草野直哉、春山万太郎、宮崎光星、山本剛瑠、(後列左から)白川太陽、川上竜昌、伊波興輝、城間瑠正、與那覇大地、新井宥里、小関拓道、花岡真生、田中大維、三宅大(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 東日本学生相撲リーグ戦の最終日が9日、東京・靖国神社相撲場で行われ、8校の総当たり戦で争われた一部リーグは日大が2年連続53度目の優勝を果たした。
 全国学生選手権など5人制の団体戦が主流だが、この大会は9人制の総力戦。二陣は115キロ未満、三陣は85キロ未満、大将は100キロ未満と体重制限もあり、軽量級選手の強さも勝負の鍵を握る。4回戦を終えて日大、日体大、東洋大の3校が全勝。5回戦で日大と東洋大が対戦し、一進一退の接戦の末、東洋大が5―4で制した。日体大は6回戦で東洋大に6―3で勝利。全勝で最終戦を迎えた。

 6回戦を終えて6勝41点で首位の日体大に対し、日大は5勝44点。点数でリードしているため、最終戦に勝てば優勝、敗れれば3位という状況に。優勝が懸かる日大―日体大の最終戦。日体大が先鋒・外尾祐樹(3年)、二陣・田畑奨治郎(4年)と連勝して流れをつくった。しかしここから日大が逆襲。羽生健人(2年)、白川太陽(3年)、花岡真生(2年)と3連勝で白星を先行させ、六陣・草野直哉(3年)がここまで全勝の石崎涼馬(日体大4年)を下手投げで破って王手をかけた。七陣戦、日体大のクリストファー(1年)が前に出てくるところを春山万太郎(4年)が左へ回り込んではたき込み。日大の大逆転優勝が決まった。その後、副将・ブフチョローン(2年)、大将・岡田晃周(3年)と日体大が2点取って合計6勝45点とし、東洋大を1点差で上回って2位に滑り込んだ。

 1位から3位が6勝で並んで点数差決着となる混戦の中、残留争いも大激戦となった。5年ぶりに一部に復帰した専修大は東農大を破るなど健闘して1勝22点。専修大を下した中大は1勝21点で1点届かず最下位に。全敗のチームがなく、点数でも近年まれに見るハイレベルな残留争いだった。前日の二部で優勝した明大との入れ替え戦は、中大が不戦敗の三陣を除く前5人で先取して一部の座を死守した。

 ▽一部 最終戦
日大 5―4 日体大
 山本剛瑠 押し倒し 外尾祐樹○
 川上竜昌 足取り 田畑奨治郎○
○羽生健人 寄り倒し 古田賢悟 
○白川太陽 突き出し 中山修羅 
○花岡真生 小手投げ チョイジルスレン 
○草野直哉 下手投げ 石崎涼馬 
○春山万太郎 はたき込み クリストファー 
 新井宥里 切り返し ブフチョローン○
 三宅大 押し出し 岡田晃周○

 ▽一部 順位
優勝 日大(6勝49点)
2位 日体大(6勝45点)
3位 東洋大(6勝44点)
4位 拓大(4勝33点)
5位 駒澤大(2勝20点)
6位 東農大(2勝18点)
7位 専修大(1勝22点)
8位 中大(1勝21点)

 ▽敢闘賞(全勝者)
田畑奨治郎(日体大)、白川太陽(日大)、花岡真生(日大)

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