張本智和 2勝&世界1位も撃破 エース奮闘で中国追い詰めるも 日本破れて銅「2年後にリベンジ」

2022年10月09日 04:57

卓球

張本智和 2勝&世界1位も撃破 エース奮闘で中国追い詰めるも 日本破れて銅「2年後にリベンジ」
男子準決勝の中国戦でプレーする張本智和(ゲッティ=共同) Photo By 共同
 【卓球・世界選手権第9日 ( 2022年10月8日    中国・成都 )】 男子の日本は準決勝で9連覇中の中国に2―3で敗れ銅メダルとなった。エースの張本智和(19=IMG)が第2試合で王(オウ)楚欽(ソキン)(22)に3―1で逆転勝ち、第4試合では世界ランキング1位の樊(ハン)振東(シントウ)(25)を3―2で下して王者を追い詰めたが、あと一歩及ばなかった。女子の日本は決勝で中国に0―3のストレート負けを喫し4大会連続で銀メダルだった。
 2大会ぶりに獲得したメダルの色は「銅」だったが、確実に頂点に近づいた実感はあった。エース張本が、今大会1次リーグから全6試合ストレート勝ちしていた中国から一人で2勝を挙げる大奮闘。敵地で“絶対王者”を脅かし、「100%挑戦する気持ちで試合ができたので、それが良い結果につながった」と胸を張った。

 第1試合で戸上が敗れ、第2試合に登場した張本も、過去1勝4敗と相性の悪かった王に第1ゲームを先取された。だが、そこから3ゲームを連取して逆転すると、及川が敗れて1勝2敗となり、もう負けられない第4試合では、中国のエース樊をフルゲームの大接戦の末に撃破した。

 第5試合で戸上が敗れ、金星は逃したが、東京五輪銅メンバーから水谷隼が引退し、丹羽孝希はインフルエンザで欠場する中、24年パリ五輪へ希望の見える敗戦。8強に終わった18年大会のような悔し涙はない。19歳のエースは「このチームで戦えてうれしかった。2年後にリベンジできるように頑張りたい」と前を向いた。

 《女子は中国に完敗銀メダル》女子の日本は71年大会以来、51年ぶりの世界一には届かなかった。第1試合で木原が0―3、第2試合で伊藤が1―3で黒星。第3試合で長崎も敗れ、世界ランキング1~3位の選手をそろえた最強の相手に完敗を喫した。

 今大会ここまで1試合も落とすことなく勝ち上がってきた日本。壁は厚かったが、エース伊藤は「負けて悔しいけど、楽しんで試合ができた」とサバサバした表情で振り返った。

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