開志国際が冬の王者!福岡第一に夏の雪辱果たし新潟県勢悲願の頂点 富樫監督「子供たちには感謝しかない」

2022年12月30日 04:38

バスケット

開志国際が冬の王者!福岡第一に夏の雪辱果たし新潟県勢悲願の頂点 富樫監督「子供たちには感謝しかない」
初優勝を果たした開志国際(撮影・渡辺直美) Photo By スポニチ
 【バスケットボール全国高校選手権(ウインターカップ)最終日   開志国際88-71福岡第一 ( 2022年12月29日    東京体育館 )】 夏の全国高校総体と同じ顔合わせとなった男子決勝は総体2位の開志国際(新潟)が総体王者の福岡第一(福岡)に88―71で雪辱し、悲願の初優勝を飾った。新潟県勢の優勝は前身の選抜優勝大会を含め、男女を通じて初めて。2年前の新型コロナによる出場辞退を乗り越え、5年連続5度目の出場で歴史に名を刻んだ。
 苦い経験が、悔しさが開志国際を強くした。夏に残り5秒から逆転負けした福岡第一との決勝。5点を追う第2Q序盤に5連続3点シュートで逆転して流れを引き戻すと、最後まで攻撃の手を緩めず、勝利をつかみ取った。「どうしたら勝てるかを全員で考え、それを体現してくれた子供たちには感謝しかない」。日本代表の富樫勇樹(29)の父でもある富樫英樹監督(60)は、しわがれ声を張り上げた。

 2年前には3回戦に進出しながら1回戦で対戦したチームに新型コロナ陽性者が出たことから出場辞退。当時1年生でメンバー入りしていた武藤俊太朗主将(3年)は「自分はホテルで3年生の涙を見ているので“先輩たちの分も”という思いはあった」と打ち明ける。悲願の頂点。スタンドで見守ったOBにも“新しい景色”を届けた。

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