【バドミントン】男子単・桃田賢斗が王座奪還「終わりたくない」新時代にあらがう

2022年12月30日 14:28

バドミントン

【バドミントン】男子単・桃田賢斗が王座奪還「終わりたくない」新時代にあらがう
<全日本総合バドミントン選手権大会>男子シングルス決勝を制した桃田はインタビューを終えガッツポーズ(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 各種目決勝が行われ、男子シングルスで世界選手権2連覇の経験を持つ桃田賢斗(NTT東日本)が同年代の西本拳太(ジェイテクト)を2―0のストレートで下し、2年ぶり5度目の優勝を飾った。「ネットとかで、あの頃の桃田はいないとかもう桃田の時代は終わったとか。言いたいことは分かるが、やってる本人は終わりたくない。まだまだ強いところを見せたいと思う」と思いを吐露した。
 国際大会でともに過ごし、手の内を知り尽くした相手と一戦。「作戦とかなくがむしゃら。夢中で何も考えてなかった」と振り返り「気持ちの強い方が勝つと思っていた。2ゲーム目の中盤から攻めを貫いた」と話した。鉄壁の守備力を取り戻し、自らのリズムに誘い込んだ。

 世界ランク1位ながら1次リーグ敗退に終わった東京五輪以降は新時代が到来し、世界ツアーでも成績が出なくなった。今年後半は国際大会を欠場。「正直なところ先は見えてない。いつまで現役でやれるかなとか、たまによぎる」とも明かす。「ちょっと来年のことは今は考えられない。本当に疲れて何も考えず、年末年始過ごしたい」と語った。

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