松山英樹を待つ長短両極端の仰天パー3 全米OP15日開幕

2023年06月15日 04:45

ゴルフ

松山英樹を待つ長短両極端の仰天パー3  全米OP15日開幕
ショット練習する松山英樹 Photo By スポニチ
 男子ゴルフの今季メジャー第3戦、全米オープンは15日、カリフォルニア州の名門・ロサンゼルスCC(7421ヤード、パー70)で開幕する。21年マスターズ覇者の松山英樹(31=LEXUS)は13日、練習場で調整。123回目となる伝統の大会が長短両極端のパー3を擁する“セレブコース”で開催されるのは初めて。米国でのホームタウンの一つと明かすLAで、2つ目のメジャータイトルをつかむ。
 大都市・ロサンゼルスの中心部に存在しながら、広く知られていなかった。そんな超プライベートコースでの初開催。11年連続11度目出場となる松山も「いい雰囲気」と言った。この街は31歳にとって、米国での“ホームタウン”の一つでもある。

 「メジャーなので勝ちたいし、LAは知り合いが多いので頑張りたいと思う」

 通称LACCは格式だけでなく、バラエティーに富んでいる。5つあるパー3のうち、11番は大会史上3番目の長さを誇る290ヤード。今季行われた日本ツアーの最長パー3より約60ヤードも長い上に、打ち下ろしで風の影響を受けやすく、グリーンは起伏が激しい。「試合にならないと分からない」と言うが、昨季平均飛距離304・7ヤードの松山ですら、練習ラウンドで1Wを握ったという。

 一方で、15番は124ヤード。最も前方のティーイングエリアを利用すれば80ヤードに設定でき、こちらは大会史上最短(第2次世界大戦後)となる可能性も。14番パー5は623ヤード、16番パー4は542ヤードと長いだけに、15番は確実にバーディーを奪うことが求められそうだ。

 既に3度ラウンドしていることもあり、この日は、練習場で調整した。前戦では優勝争いに加わり16位に入るなど、状態は上向き。全米オープンは17年に2位に入り、昨年も4位と好相性の大会でもある。

 今回でメジャー出場回数は42回目。日本勢最多の尾崎将司の49回に次ぐ、歴代2位の青木功に並ぶ記録となる。「優勝争いを、凄くしたいと思っている」と松山。新たなメジャータイトルを加える舞台は整っている。

 ▽ザ・ロサンゼルス・カントリークラブ 1897年に設立された超名門のプライベートコースとして知られ、全米オープンを開催するのは今回が初めて。ロサンゼルスの中心地にあり、ビバリーヒルズに隣接。コース至近には高級ショッピングストリートのロデオドライブ、カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)がある。36ホールを有する広大な土地は資産価値「数十億ドル(数千億円)」と言われる。ゲストには「女性のスカートは膝上4インチ(約10センチ)より長く」など厳しい服装規定も。

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