石川遼が挑む7度目の全米OP「チャレンジャーの気持ちで」15日開幕

2023年06月15日 09:10

ゴルフ

石川遼が挑む7度目の全米OP「チャレンジャーの気持ちで」15日開幕
石川遼はラフからのアプローチを入念に確認 Photo By スポニチ
 男子ゴルフの今季メジャー第3戦、全米オープンは15日(日本時間同日夜)、カリフォルニア州のロサンゼルスCCで開幕する。2年ぶり7度目の出場となる石川遼(31=CASIO)が14日、取材に応じて「モチベーションも凄く高い。自分の中ではチャレンジャーの気持ちでいる」と抱負を語った。
 この日、石川は初めてコースを回った。移動による体の負担を考慮し、前日はショートゲームの調整に留めていたからだ。松山英樹、桂川有人とインの9ホールの練習ラウンド。その後、アウトの9ホールは1人でウエッジとパターを手にコースをチェックした。

 体調は「大丈夫」と明かしたように、3人でのラウンドは笑顔が多く見られた。特に同級生の松山とは会話する場面も多かった。「英樹と回るのは久しぶり。本人は今の出来に満足している感じではないのかなと思ったけれど、その中でも結果を出している。ベースのパフォーマンスの高さだと思う」。盟友から大いに刺激を受け、開幕に臨む。

 石川にとって21年以来、2年ぶりに挑む世界一を決める戦い。名門・ロサンゼルスCCは、開催が決定した時から「出たい」と願っていた舞台でもある。日本での予選会を突破してつかんだ出場切符。「求められることが多い。凄く試される。やっぱり、やりがいがありますよね」と言った。

 特に警戒したのがグリーン周りの長いラフ。フェスキューの一種で、「ニラみたい」と表現した。「耕すみたいな雰囲気もあるんですけど」と笑いを誘いつつ、「ショットもスコアを作る上で重要だけど、全部パーオンはしない。その後のアプローチ、パットは大事になってくる」と口元を引き締めた。この日は深いラフからのアプローチを、何度も入念に確認する姿があった。

 約3年取り組むスイング改造も、完成型に近づいている。昨年11月には日本ツアーで2年11カ月ぶりの優勝も飾った。「ある程度、ベースが自分の中で出来ているかなという状態。これから先も楽しみだし、当然、今週も凄く楽しみ。ベストを尽くすことで、より自分の現在地も知ることができると思う」。世界最高峰の舞台で、これまでの取り組みを結果につなげる。

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