前ウィザーズ・アシスタントコーチのリッチマン氏がB1三河ヘッドCに就任、NBAから異例のチャレンジ

2023年06月15日 17:30

バスケット

前ウィザーズ・アシスタントコーチのリッチマン氏がB1三河ヘッドCに就任、NBAから異例のチャレンジ
B1三河のヘッドコーチ就任会見に臨んだライアン・リッチマン氏 Photo By スポニチ
 Bリーグ三河の新ヘッドコーチに就任したライアン・リッチマン氏(33)が15日、愛知県刈谷市で就任会見を開いた。昨季はNBAウィザーズでアシスタントコーチを務め、現役NBAコーチのBリーグヘッドコーチ就任は初めて。八村塁の指導歴もあるリッチマン氏は「非常に光栄だし、とても興味がそそられるオファーだった。NBAの契約はまだ1年残していたが、私も、妻と2人の娘の家族も、このチャレンジにワクワクしている」と意気込みを口にした。
 ウィザーズではビデオコーディネーターからスタートし、Gリーグの傘下キャピタルシティ・ゴーゴーのヘッドコーチなども務めた。目指すバスケットボールとして「スペースを豊富にとり、決断を速くすること。また意図的に楽しむ要素は忘れたくない。そして分析に基づいてプレーする。ディフェンスはハードにいく」と語った。

 三河はBリーグ元年から2季連続地区優勝を飾った古豪だが、今季は中地区5位に終わり、28年間にわたって指揮を執り続けた鈴木貴美一(きみかず)ヘッドコーチが退任。新指揮官に再建が託された。

 「チームの過去の成功にとても敬意を払います。そしてBリーグは世界で最も成長が速いリーグ。簡単ではないが、多くのことを学び、成長し、歴史的に素晴らしいチームを高めていくことに貢献したい」とリッチマン氏。八村からは人づてに「非常に素晴らしいオファー。成し遂げてくれると思っている」と激励を受けたという。天皇杯全日本総合選手権を9度制するなど一時代を築いた日本バスケット界を代表する名将の後を継ぎ、NBAで培った遺伝子を注ぎ込む。

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