現役慶大生世界女王の尾崎が準々決勝敗退 パリ五輪代表入りは絶望的 レスリング明治杯全日本選抜選手権

2023年06月15日 14:38

レスリング

現役慶大生世界女王の尾崎が準々決勝敗退 パリ五輪代表入りは絶望的 レスリング明治杯全日本選抜選手権
尾崎野乃香 Photo By スポニチ
 【レスリング明治杯全日本選抜選手権第1日 ( 2023年6月15日    東京体育館 )】 女子62キロ級で昨年の世界選手権を制した尾崎野乃香(慶大)が稲垣柚香(至学館大)に6―6のラストポイントで敗れた。尾崎は昨年12月の全日本選手権も準優勝に敗れており、今年9月の世界選手権代表入りの権利を消失。来年に迫ったパリ五輪代表入りは、極めて厳しい状況に追い込まれた。
 前半を3―0とリードした尾崎だが、後半は先に2点を奪われ追い上げを許した。その後6―2と再びリードを広げたが、残り50秒を切ってから相次いでポイントを許し、6―6で終了。規定により最後のポイントを奪った稲垣が勝者となった。

 試合後、取材に応じた尾崎は、「12月に負けて後がない状況で優勝しないといけなかった。五輪への道が凄く厳しくなってしまった」と話して号泣。現役慶大生世界女王として注目された20歳は、「私はまだ大学生でレスリングを続ける。大きな目標は五輪で金メダルを獲ることに変わらないので、1年1年頑張りたい」と声を絞り出した。

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