輝鵬が申し合いで伯桜鵬に勝ち越し 新十両場所の目標は「全勝」のち「11勝」師匠と弟弟子超えへ

2023年07月04日 17:51

相撲

輝鵬が申し合いで伯桜鵬に勝ち越し 新十両場所の目標は「全勝」のち「11勝」師匠と弟弟子超えへ
18番の激しい申し合い稽古を行った新十両の川副改め輝鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲名古屋場所(9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で新十両昇進を果たした川副改め輝鵬(24)が4日、愛知県豊田市の宮城野部屋で18番の申し合い稽古を行った。
 新入幕の伯桜鵬(19)とは7番取って4勝3敗と勝ち越し。土俵際でうまく回り込んでの上手出し投げなど動きの良さとうまさを発揮した。また、1メートル67、111キロの関取最小兵ながら喉輪で突き起こして一気に前に出る正攻法の攻めも見せた。

 4月上旬に左足を骨折し、全治半年と言われたほどの重傷だったが驚異的な回復力と気迫で強行出場。見事5勝を挙げて関取の座を射止めた。夏場所後はケガの治療とトレーニングに注力し、実戦稽古を再開したのは6月末。この日は痛そうな仕草を見せる場面もあったが「先場所前と比べたら全然痛みはない。超人なので」と笑った。

 晴れて新十両となり、関取の証である白まわしを着用。「似合うっすか?」と笑顔を見せた。熊本・文徳高時代は黒まわしを締めており、日大ではレギュラーの証である黒まわしを入学時に異例の早さで獲得していたため、白まわしを締めるのは「中学生以来」だったという。前日は東京にある母校・日大で行われた化粧まわしの贈呈式に出席し「滞在時間は2時間半」とすぐに豊田市へ“トンボ返り”してきた。

 新十両場所での目標を問われると「全勝優勝です」と即答。その後「優勝したいです…2桁以上は勝ちたい」と徐々に“下方修正”。その後、師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)が9勝、弟弟子の伯桜鵬が10勝だったことを踏まえて「じゃあ11勝で」と現実的な目標を見定め、2人を超える好成績を誓った。

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