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新入幕の伯桜鵬 “アイスバス効果”で大暴れだ「起きた時の疲労度が違う」回復実感

2023年07月05日 04:43

相撲

新入幕の伯桜鵬 “アイスバス効果”で大暴れだ「起きた時の疲労度が違う」回復実感
アイスバスに浸かる伯桜鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲名古屋場所(9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で新入幕を果たした伯桜鵬(19)が4日、愛知県豊田市の宮城野部屋で19番の申し合い稽古を行った。最長身2メートル4の幕内・北青鵬(21)にはまわしを与えない速い攻めも見せて1勝2敗。昭和以降最速の所要3場所でたどり着いた幕内の土俵へ、充実の稽古内容で「一つ自信に」と手応えを得た。
 夏場所前に痛めた左肩にはテーピングが施されており万全ではない。その中で「ケガしながらでも番数(多く)取れるようになってきた。先場所より状態は凄く良い」と順調な回復をうかがわせた。

 稽古後には、大量の氷が入ったアイスバスに漬かった。6月に現役を引退した間垣親方(元幕内・石浦)の発案で導入。アイシングによる筋肉痛の軽減や、一時的に収縮した血管が戻る時に広がって血行が促進されることで体にたまった老廃物や乳酸を排出させる働きがあるという。

 あまりの冷たさに伯桜鵬は「気持ち良いを通り越してしんどいです」と苦悶(くもん)の表情。それでも「昼寝して起きた時の疲労度が違う」と回復効果は体感済みだ。土俵上ではいつもクールな19歳が、初めて臨む暑さの厳しい15日間へ体を整えていく。(前川 晋作)

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