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龍神NIPPON 負けなし9連勝で決勝ラウンド進出!石川チーム最多18得点

2023年07月05日 04:55

バレーボール

龍神NIPPON 負けなし9連勝で決勝ラウンド進出!石川チーム最多18得点
輪になって喜ぶ日本チーム(C)FIVB Photo By 提供写真
 【バレーボール・ネーションズリーグ男子フィリピン大会第1日   日本3―2中国 ( 2023年7月4日    パサイ )】 1次リーグが行われ、首位の日本は中国に3―2で競り勝ち、開幕9連勝を飾り、上位8カ国による決勝大会進出(19~23日、ポーランド)を決めた。中国に2度先行されながら追いついて、最終第5セットは15―12でものにした。石川祐希主将(27=ミラノ)がチーム最多18得点でけん引し、若きエース高橋藍(21=日体大)はサーブ4得点を含む14得点と活躍した。
 龍神NIPPONが底力を見せた。第5セット、5―5から石川祐希のスパイク、宮浦健人のサーブ、高橋藍のフェイントで3連続得点。そのままリードを保って3試合連続フルセットで勝利。開幕9連勝でポーランド行きの切符を手にした。

 最後の1点をもぎ取った宮浦は「中国は危険な相手だと認識していたし、世界ランクの関係で絶対に落とせない試合だった。最後に点を決めてホッとした」と笑みを浮かべた。

 貴重な1勝だが、反省点もある。第1セットは終始リードしながら24―18とセットポイントを握ってから8連続失点で落とした。

 チーム最多18得点でけん引した石川は「点差が離れ、気持ちに余裕を持ってしまった。そこが第1セットを取られた原因。修正できなかったのはチームの甘さだと思う」と険しい表情。今大会4強入りを目指すからこそ厳しい言葉を並べた。

 会場は完全ホームになった。地元ファンは日本選手の名前が入ったユニホーム、タオルマフラーなどを持って応援。石川、高橋藍、西田有志らには黄色い声援が飛んだ。勝ち続ける日本の注目度は試合ごとに高まっている。

 フィリピン大会では今後、オランダ、イタリア、ポーランドの強豪国と対戦する。宮浦は「決勝ラウンドまず1勝(4強)を目標に掲げている。そのためには次の試合もその次の試合も重要になる」と気を引き締めた。

 ▽ネーションズリーグ 18年に新設された大会で、男女とも世界上位16カ国・地域が参加。1次リーグは各チームが3ラウンドで計12試合を行い、上位8カ国が決勝大会に進む。決勝大会はトーナメントで、女子は今月13日から米テキサス州アーリントン、男子は19日からポーランド・グダニスクで開催される。前回優勝は女子はイタリア、男子がフランス。日本は女子7位、男子5位だった。

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