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ジムに通うメリットとは。家トレじゃダメ?専門家が回答!

2023年07月05日 12:00

ジムに通うメリットとは。家トレじゃダメ?専門家が回答!
新型コロナウイルスの影響から、トレーニングのあり方も変わりました。「家トレ」という言葉が浸透し、自宅でオンラインレッスンを受ける人も増えています。 その一方で、やはりジムに通って、トレーニングを受けたいと思う人も多いはず […]

新型コロナウイルスの影響から、トレーニングのあり方も変わりました。「家トレ」という言葉が浸透し、自宅でオンラインレッスンを受ける人も増えています。

その一方で、やはりジムに通って、トレーニングを受けたいと思う人も多いはず。そこで改めてジムの選び方について、トレーニング事情に詳しいフィジカルトレーナー協会講師の岩田勇樹さんに話を聞きました。

ジムは大きく、「総合型ジム・パーソナルジム・24時間型ジム」にわけられます。総合型スポーツジム、パーソナルトレーニングジム、24時間ジム、通うならどれが良いのでしょうか。

ジムに通うメリットとは。家トレじゃダメ?

ジムには家ではそろえられないような最新マシンがあること、そして他人の目があること。その2つを岩田さんはメリットとしてあげます。

「トレーニングをしている姿を誰か他の人に見られていると意識することで、“もう少し、頑張ってみよう”と思うようになります。また、自分もほかの人のトレーニングを見て、“あんな風にやってみようかな”と刺激を受けることになり、トレーニングのモチベーションアップにもなります」(岩田さん)

一方、家トレは他人の目を気にせずに自分の好きなスタイルでトレーニングができる人向け。多くのジムでは、服を脱いでのトレーニングは禁止していますが、家ではOKです。

「とくに男性の中には、上腕二頭筋や大胸筋の動きを確かめたいと鏡を見ながらトレーニングをしたいという人がいます。トレーニング中や後に自分の筋肉がどんな状態になっているかを把握したいという人は、家トレが向いていると言えますね」(岩田さん)

家ではどうもやる気が起きない人は、やはりジムに通った方が良さそうです。

総合型スポーツジムの特徴とメリット・デメリット

総合型ジムはマシンエリアのほかに、ヨガやピラティス、格闘技系エクササイズなどのレッスンが受けられるスタジオ、プールなど、さまざまなトレーニング環境が整っています。

ジム例:メガロス、ティップネス、セントラルスポーツ など

メリット

いろんなプログラムがあるので、あれこれ試したい人向け。

「自分にあったプログラムが見つかれば、長続きするタイプです。トレーニングは1回ですぐに効果が出る訳ではないので、最低でも3ヶ月は通えるところを選ぶこと。自分のペースで好きなトレーニングを見つけたいという人なら総合型がいいと思います」(岩田さん)

多くの人がいる点も魅力。気があう仲間が見つかれば一緒にトレーニングを頑張って、モチベーションを上げていくこともできるでしょう。

最新マシンがあるから、このレッスンプログラムは楽しいからなど、自分のお気に入りのものを絞って利用するといいでしょう。

デメリット

ただし、不特定多数の人が利用しているため、密になりがちなのも気になるところ。

また、施設営業時間内はいつでも利用できるプランを契約すると、最初は「元を取らないと!」と頑張って通っていても、だんだん通うのが面倒になって、最終的には解約なんてことにもなりかねません。

パーソナルジムの特徴とメリット・デメリット

パーソナルジムは、トレーナーがその人にあったトレーニング内容をマンツーマンで考えるほか、食事指導もしてくれます。

某パーソナルジムのCM効果で認知度が一気に高まり、利用する人も増えています。パーソナルは何ヶ月後かに何キロ減量したいと結果を確実に出したい人向け。

ジム例:ライザップ、24/7ワークアウト、チキンジム など

メリット

「いつでも気軽に行けるフリータイプのジムと違って、パーソナルはトレーナーと“この時間”と約束をしてトレーニングを受けるので、“約束しているから、どうしても行かなくてはいけない”と頑張って行こうとする。それが大きいかもしれませんね」(岩田さん)

デメリット

ただし、パーソナルの場合は料金も高く、数十万円かかるケースも少なくありません。分割で支払うこともできますが、高額な分、やはりトレーナーとの相性が大事となっていきます。一度、トレーナーが決まったら、なかなか変更しにくいもの。

「ホームページにトレーナーのプロフィールが書いてあるので、その人が減量かボディメイクか、何が得意かをしっかりと見極めるのもいいでしょう。それでも相性というのがあるので、事前にお試し体験をして、感触を確かめておくといいでしょう」(岩田さん)

24時間型ジムの特徴とメリット・デメリット

ファストジム、コンビニジムなどとも呼ばれる24時間型ジムは、文字どおり24時間オープンしているため、いつでも利用できるシステムです。

ジム例:エニタイムフィットネス、JOYFIT24、FASTGYM24 など

メリット

スタッフやトレーナーも少人数で、フリースタイルで行えるため、コストも比較的リーズナブルです。

「すでに自分のトレーニングスタイルが確立できている人は、コストも抑えられるので、24時間型は向いていると思います。一方でトレーニング初心者は、トレーナーにフォームなどをなかなかチェックしてもらえないことが多いので、間違ったやり方で体を痛めてしまう可能性があります。初心者はやはりトレーナーの数が多い総合型やパーソナルジムに行くことをオススメします」(岩田さん)

デメリット

スタッフが在住している時間が限られているため、セキュリティに不安を感じる人もいるかもしれませんが、ほとんどはセキュリティ監視体制がしっかりしています。

何かあれば警備保障会社に連絡が行くようになっているケースが多いので安心できます。

<プロフィール>
岩田勇樹さん
社団法人フィジカルトレーナー協会講師、Training&Stretching Studio CONTRAIL 代表 100トレインストラクター。プロアスリートから高齢者までひとりひとりに合わせた体作りをサポート。また講師やライターとしても活動し、さまざまな健康記事の監修も行う。

<Text:廉屋友美乃/Edit:松田政紀(アート・サプライ)>

 

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