尾関彩美悠パット光った3位発進 今週もダイヤモンド世代キラリ!3バーディー首位と2打差

2023年07月07日 04:25

ゴルフ

尾関彩美悠パット光った3位発進 今週もダイヤモンド世代キラリ!3バーディー首位と2打差
9番、ティーショットを放つ尾関(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアーミネベアミツミ・北海道新聞カップ第1日 ( 2023年7月6日    北海道 真駒内CC(6611ヤード、パー72) )】 03年度生まれ“ダイヤモンド世代”の尾関彩美悠(あみゆ、20=JFEスチール)が3バーディー、ボギーなしの69で回り、首位と2打差の3位と好発進した。今季はパナソニック・オープンから7試合連続予選落ちするなど不調が続く中、パターを一新したことが奏功した。ホステスプロの菊地絵理香(34=ミネベアミツミ)が、67をマークし首位発進した。
 一筋の光が見えてきた。尾関は、今季18試合中13試合で予選落ちと不振に陥る中で「パットが入ってくれて、スコアを崩さずにいられた。凄い流れをつくってくれて良かった」と手応えをつかんだ。

 この日は最大瞬間風速15・9メートルの強風に加えて雨という難しいコンディションの下でボギーなし。今週から投入したピン型のパターがかみ合い、好発進につなげた。ピンチの場面でも、2メートル前後のパーパットを粘り強く沈め、パット数は全体1位の計24パット。「ここ最近、パターがあまり良くなくて…気分転換に思い切って替えてみた。自信を持って打てるようになった」とうれしそうに話した。

 昨季はルーキーイヤーで初優勝を飾り、笑顔が女優・小芝風花似と話題になった。今季は3戦目のTポイント×ENEOSで3位に入ったが、以降は7戦連続予選落ちするなど苦戦。「あんまり気にしたことなかったんですけど、予選のことばっかり考えちゃって」と本音もこぼれた。

 前週は同世代の桜井心那がツアー初優勝。「いい刺激をもらいました」と闘志をみなぎらせる。1年ぶりに新しくしたパターとともに、見据えるのは今季初優勝。今週もダイヤモンド世代が国内を盛り上げる。


 ◇尾関 彩美悠(おぜき・あみゆ)2003年(平15)6月16日生まれ、岡山県倉敷市出身の20歳。7歳でゴルフを始める。作陽高3年時に日本女子アマで優勝。21年プロテストでトップ合格。22年9月に住友生命レディース東海クラシックでツアー初優勝した。22年メルセデスランク42位、同賞金ランク33位。趣味は寝ること。1メートル58、52キロ。


 ≪絵理香圧巻イーグル 67で首位≫北海道出身でホステスプロの菊地が67をマークして首位発進した。圧巻だったのは難関の18番パー4。残り195ヤードの第2打を4Uで直接カップに放り込んだ。今季初イーグルに「パーで上がれればいいと思っていたのが入ったので、ただのラッキーでしかないです」と照れ笑いを浮かべた。12日に35歳の誕生日を迎える。「欲を出さずにやれば結果はついてくるかな」と今季初優勝を見据え、残り3日間に臨む。


 ≪小祝風雨でも耐えて好発進≫地元・北海道出身の小祝が首位と2打差の好スタートを切った。インスタートの前半はオールパーと我慢の展開も、後半は一転しバーディー量産。3、4番で連続バーディーを奪うなど、風雨が強いタフなコンディションの中でスコアを伸ばした。予選ラウンドは同じ道産子の菊地、宮沢と同組でプレー。「凄いリズムも良くて、(菊地)絵理香さんもナイスプレーしていて、引っ張っていってくれた感じ」と笑顔で振り返った。


 ▼2位・仲宗根澄香 ラフに入っても落ち着いてマネジメントできた。ボードを見ずに目の前の一打に集中すると決めてきたので、やり切れたのが良かった。(68をマークし、首位と1打差)

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