ラグビー日本代表W杯イヤー初戦、いざアピール ノンキャップ5人生き残り懸ける
2023年07月07日 04:30
ラグビー
W杯メンバー入りへ、最終段階に突入しているサバイバル。注目はリーグワン新人賞の長田だ。レギュラーシーズンはチームトップの8トライ。サイズや攻撃力はもちろん、豊富な運動量や献身的な守備力も持ち味とする。「代表として出る試合は初めてなので楽しみ。自分にできることをやってチャレンジしたい」とデビュー戦を待ち望んでいる。
合宿中はCTBに専念していたが、WTBでもプレーできる万能性があり「与えられたところでやる」と“便利屋”の覚悟もある。大会本番は負傷や不調の選手が出た場合に備え、複数ポジションをこなす選手は欠かせない。ジョセフHCも「いろいろなポジションをカバーできる選手は起用しやすい」とメリットを口にする。
宮崎合宿に参加している39人から絞り込まれるW杯代表33人の枠はもちろん、試合ごとの登録メンバー23人や先発の座を争う。今後、国内で計5試合を戦うが、連係や戦術の理解度を深めていくことを考えれば、実際に起用して選手を試す機会は限られる。実績のない選手は、少ないチャンスで最大のアピールが求められている。
ニュージーランド代表入りを狙う予備軍との試合に、指揮官は「セレクションだ。相手のフィジカルにどれだけ対応できるか楽しみにしている」と選手を見極める考えを示した。長田は「フィジカルバトルは避けられない。そこで戦えることを見せれば最終メンバーに絡める」と真っ向勝負を誓っている。
≪左膝じん帯断裂から「10番」松田復活≫
昨年は左膝前十字じん帯断裂の影響で代表活動不参加だったSO松田が先発に名を連ねた。代表戦出場は21年11月のスコットランド戦以来。この日は全体練習の実戦形式で声を掛け合いながら連係を確認した=写真。軽快な動きにジョセフHCは「力也(松田)は昨年のケガから戻ってきてくれた。彼のプレーを合宿から見ていたが、良い状態になっている」と評価した。
松田は日本開催だった19年大会も代表入りしたが、先発出場はなし。今回は先月の千葉・浦安合宿から「(先発SOがつける)10番にこだわる」をテーマにしてきた。指揮官が「W杯で重要な選手になる」と話した司令塔の存在が、躍進の鍵を握っているかもしれない。
≪マクドナルドHC真っ向勝負宣言≫
オールブラックス<XV>共同主将のSHウェバー、CTBグッドヒューら19年W杯代表を含む6人のキャップ保持者がメンバーに名を連ねた。日本でプレー経験のあるレオン・マクドナルドHCは「ジェイミーはコリジョン(接点での衝突)に力を入れているので、我々もそこで勝負する」と真っ向勝負。今回の日本遠征選手団は正規代表から漏れた選手や有望な若手で構成されている。自身も昇格を狙うウェバーは、「ホームタウンの気温は7、8度。暑さはかなりタフ」と苦笑いしつつ、「ここを卒業してオールブラックスに入りたい」と語った。
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