連覇狙う照ノ富士は仕上がり順調 翠富士と宝富士を相手に11勝1敗 左四つ試す場面も

2023年07月07日 15:06

相撲

連覇狙う照ノ富士は仕上がり順調 翠富士と宝富士を相手に11勝1敗 左四つ試す場面も
宝富士(右)と申し合い稽古を行う照ノ富士(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲名古屋場所(9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で連覇を目指す横綱・照ノ富士(31)が7日、名古屋市瑞穂区の伊勢ケ浜部屋で12番の申し合い稽古を行った。
 四股、すり足、一丁押しの基礎運動や、ダンベルを使った上半身のトレーニングで入念に体を動かすこと約1時間半。その後、土俵に入って幕内・翠富士(26)と4番、幕内・宝富士(36)と8番連続で取った。

 翠富士には立ち合いで素速く左上手を引いて一気に前に出る内容や二本差させての極め出しも見せて全勝。宝富士には右四つから巻き替えてもろ差しの体勢になったり、あえて相手得意の左四つに組み合ってまわしを切って右上手からじっくり攻めたりと試しながら取って7勝1敗だった。

 昨年10月に両膝を手術し、3場所連続の全休を経て夏場所で見事な復活を遂げた。ケガの状態や持病の糖尿病など「いろいろ不安はあるけど」とした上で「体と相談しながらやれることをやる」と調整を進めてきた。3日は佐渡ケ嶽部屋へ、5日は時津風部屋へ出向き、それぞれ新入幕の豪ノ山(25=武隈部屋)や幕内・正代(31=時津風部屋)と馬力のある押し相撲を相手に稽古。この日の内容から見ても、仕上がりは順調な様子だった。

 この日午前中に取組編成会議が開かれ、初日の対戦相手は小結・阿炎(29=錣山部屋)、2日目は前頭筆頭の錦木(32=伊勢ノ海部屋)と決まった。名古屋では初めてとなる優勝へ向かい「やれることをやる」と気を引き締めた。

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