サーフィン豪有力選手のオレアリー 日本への転籍申請 母は元プロ柄沢明美さん

2023年07月07日 04:25

サーフィン

 日本サーフィン連盟は6日、オーストラリア生まれのコナー・オレアリー(29)が、選手登録先を日本へ変更する申請を行ったことを発表した。国際連盟への申請日は6月5日。承認されれば、来年のパリ五輪代表に日本代表として出場が可能となる。
 プロ最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)に参戦するオレアリーは、父がオーストラリア出身で、母は日本の元プロ女王の柄沢明美さん。昨年はCTで自己最高の9位に入った実力者だ。これまでオーストラリア代表として国際大会に出場してきたが、国際連盟主催大会に過去18カ月間出場していなければ転籍は認められており、オレアリーは条件を満たしている。18年には五十嵐カノア(木下グループ)が米国から日本に選手登録を変更したケースもある。

 転籍が承認されれば日本がパリ五輪でメダルを獲得する可能性が一段と高まる。その一方で、1カ国・地域の五輪出場枠は最大3。五十嵐、オレアリー、6月のワールドゲームズでアジア2位に入った稲葉玲王以外のパリ五輪出場が消滅する可能性もあり、日本連盟の今後の対応が注目される。


 ◇コナー・オレアリー 1993年10月12日生まれ、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州出身の29歳。85年の日本女子プログランドチャンピオンの母・柄沢明美さんの影響で幼少期にサーフィンを始める。CTでは17年にデビューし、総合13位で新人賞を獲得。18年に降格後、21年に再昇格して昨年は9位。1メートル85、85キロ。スタンスは右足前のグーフィー。日本語が非常に堪能。

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