貴景勝 両膝痛で場所前相撲取れず 常盤山親方「心配なところはある」

2023年07月07日 04:30

相撲

貴景勝 両膝痛で場所前相撲取れず 常盤山親方「心配なところはある」
稽古で基礎運動を中心に調整した貴景勝=名古屋市の常盤山部屋宿舎 Photo By 共同
 大相撲の大関・貴景勝は6日、名古屋市天白区の常盤山部屋で基礎運動を中心に最終調整した。名古屋場所には出場の方向だが、両膝痛の影響で場所前は一度も相撲を取っていない。本調子には程遠い様子で、師匠の常盤山親方(元小結・隆三杉)は「心配なところはある」と表情を曇らせた。
 黙々と四股を踏んだ貴景勝は、すり足では膝の動きを気にするしぐさもあった。全体稽古終了後には、十両の貴健斗を相手に立ち合いの動きを確認。取材には応じなかった。

 綱獲りに臨んだ春場所で左膝を痛め途中休場。右膝も悪化させた先場所は13日目に勝ち越し、カド番を何とか脱出するなど苦しい戦いが続く。常盤山親方は「膝の状態は本人にしか分からない。さまざまな治療を試して、いろいろ考えてやっている」と語った。

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