若元春、大栄翔、豊昇龍の大関獲り3関脇はそろって白星発進 横綱・照ノ富士も盤石初日

2023年07月09日 17:56

相撲

若元春、大栄翔、豊昇龍の大関獲り3関脇はそろって白星発進 横綱・照ノ富士も盤石初日
御嶽海(左)を寄り倒しで破る若元春(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所初日 ( 2023年7月9日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 大相撲名古屋場所は9日、初日の取組が行われた。大関を目指す豊昇龍(24=立浪部屋)、大栄翔(29=追手風部屋)、若元春(29=荒汐部屋)の3関脇はそろって白星発進となった。なお、新大関の霧島(27=陸奥部屋)は「右肋骨骨挫傷」で初日から休場となった。
 昭和以降最速タイの初土俵から所要3場所で新入幕を果たした、落合改め伯桜鵬は、左差しから碧山を寄り切り初白星を挙げた。「素直にうれしいです。初めての名古屋場所で、熱い応援が力になりました。立ち合いから当たって速い相撲を目指している。15日間取り切りたい」とうなずいた。 

 上位と総当たりするところまで番付を戻してきた元大関の前頭4枚目・朝乃山(29=高砂部屋)は、先場所殊勲賞の明生と対戦。土俵際まで追い詰めるも攻め手をうまくかわされ、浴びせ倒しで敗れ黒星発進となった。

 注目の3関脇で最初に登場した若元春は、実力者の御嶽海に、速い攻めから左を差し、右上手をガッチリ取ると、土俵際もつれながらも寄り倒しで破り初日が出た。「立ち遅れないように意識した。最後焦ってしまったのでそこを修正していきたい」と振り返った。

 続く大栄翔は強烈なのど輪を繰り出し、横に回り込んで勝機を狙った正代を押し出しで破り白星発進となった。「いい相撲が取れた」と手応えをにじませた。

 豊昇龍は業師の翔猿を押し倒して白星発進。互いに見合う珍しい立ち合いからしっかり追い詰めて、最後はもつれるも勝ち切った。

 2場所連続優勝を狙う横綱・照ノ富士(31=伊勢ケ浜部屋)は阿炎を押し出して盤石の初日となった。

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