加藤未唯 2度目の提訴も却下 全仏での失格処分 女子ダブルスは初戦突破

2023年07月09日 04:50

テニス

加藤未唯 2度目の提訴も却下 全仏での失格処分 女子ダブルスは初戦突破
加藤未唯 Photo By スポニチ
 テニスのウィンブルドン選手権第5日は7日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われた。加藤未唯(28=ザイマックス)が全仏オープンの女子ダブルスでの失格処分を巡り、4大大会側に罰金の減額を求めた2度目の提訴も却下されたと明らかにした。全仏と同じアルディラ・スーチャディ(28=インドネシア)と組んだ女子ダブルスでは1回戦を突破した。優勝した全仏とはペアを変え、新たにサンデル・ジル(32=ベルギー)と組んだ混合ダブルスは1回戦で敗れ、全仏オープンに続く4大大会2連勝を逃した。
 試合後の会見で、加藤は全仏オープンの女子ダブルス失格に伴う罰金の減額を求めて、4大大会側に2度目の提訴したと明かした。「(2度とも)受け入れられないとは思っていた。仕方ないけど、悔しい」と述べた。ただ今後の4大大会で警告を受けなければ罰金の一部は返還されるという。

 当該の試合ではポイント間に加藤が相手コート側に送った球がボールガールを直撃した。当初は警告だったが、相手の主審への抗議などを経て「危険な行為」として失格に。加藤は故意ではなく、強い球を当てておらず危険な行為には該当しないと訴えていた。賞金とポイントの回復を求めた1度目の提訴は既に却下されていた。プロ選手協会には経緯を説明したそうで「ルールが変わればいい」と失格基準の明確化を希望した。

 この日は女子ダブルスで初戦を突破。「凄く楽しかった」とうなずいた。全仏オープンでの失格を「生涯忘れることはない。引きずってはいないけど、(全仏以降は)全然楽しくなかった」と吐露。今回もアルディラ・スーチャディ(インドネシア)と組んでおり「今のペアで優勝したい」と力強く言った。全仏を制した混合ダブルスでは敗退したが今大会へのモチベーションは高い。

 ◆ウィンブルドン選手権はWOWOWで全日生放送。日本人選手の試合はWOWOWオンデマンドで全試合ライブ配信

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