ラグビー日本代表・稲垣啓太、29日トンガ戦で連敗脱出へ「前に進むしかない」

2023年07月26日 21:55

ラグビー

ラグビー日本代表・稲垣啓太、29日トンガ戦で連敗脱出へ「前に進むしかない」
<日本代表宮崎合宿>室内練習で汗を流す稲垣 Photo By スポニチ
 ラグビー日本代表は26日、宮崎市で行っている合宿を報道陣に公開した。今秋の杯フランス大会(9月8日開幕)に向けた国内での実戦はここまで3戦全敗。W杯イヤー初白星へ、プロップ稲垣啓太(33=埼玉)は「落ち込んでいる時間もないので前に進むしかない。そういった強い意志を持って練習に取り組んでいる」と覚悟を示した。
 チームはこの日、「リポビタンDチャレンジカップ2023パシフィックネーションズシリーズ」第2戦トンガ戦(29日、東大阪市花園ラグビー場)へ向け、約15分間、室内練習を公開。FW陣はラインアウトモールの動きを確認し、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが手振りを交えながら選手たちに伝える場面もあった。

 22日のサモア戦ではFWリーチ・マイケル(BL東京)がハイタックルによるレッドカードで退場となり、14人での戦いを強いられ惜敗した。負けが続くと、ミスを恐れてしまい、プレーが消極的になることもあるが「リスクをとらないと勝てない」と稲垣。失敗を恐れずプレーする大切さを話した。

 「ミスを恐れて消極的なプレーになれば、タックルの精度は意外と上がる。タックルを成功させてしまえば、(カウント的には)成功1(回)なんで。相手にゲイン(ライン)を切られてしまっても、つかまえさえすれば成功になる。だけど、そんな成功を求めてるわけではない。ミスと成功のギリギリを狙う」

 6月の千葉・浦安合宿では日々、テント内で約1時間ひたすらぶつかり続けるタックル特訓に取り組んだ。低く入りすぎず、相手の体の中心を狙い、効果的に芯で捉えるために正対して入ることや角度を徹底してきた。「やってることが間違ってるとは思ってない」。15、19年W杯に出場し、大会本番までの間に合わせ方を熟知する笑わない男は「自分たちのやれることを100%信じて、グラウンドで出せば(良い)結果を出せる」と言葉に力を込めた。

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