【旭川巡業】琴ノ若が連続10番申し合い 理事長からの評価に「一つ考えが変わった」大関足固めへ決意

2023年08月14日 16:59

相撲

【旭川巡業】琴ノ若が連続10番申し合い 理事長からの評価に「一つ考えが変わった」大関足固めへ決意
明生(右)と申し合い稽古を行う琴ノ若(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲夏巡業が14日、北海道旭川市の道北アークス大雪アリーナで行われた。
 小結・琴ノ若(25=佐渡ケ嶽部屋)が関取衆の申し合い稽古に参加し、平幕・明生(28=立浪部屋)、竜電(32=高田川部屋)、十両・輝(29=高田川部屋)の3人を相手に10番取った。最初は勝ち残り形式で2番続けて勝ったが、その後は明生と5番、竜電と3番続けて取り、計10番連続で土俵を独占。7勝3敗で役力士の存在感を示した。

 名古屋場所では三役で自身初の2桁勝利。11勝を挙げて秋場所(9月10日、東京・両国国技館)での大関獲り足固めにつなげた。「なかなか挑戦できることではないので、上がれるなら上がりたい」と意欲。「常に高いところで安定しないとダメ」と2桁勝利の継続を目標に掲げた。

 大関の地位が少しずつ近づいてきた今、「(番付が)上がれば上がるほど遠いものだと思う」とその地位のすごさを現実的に感じている。父が佐渡ケ嶽親方(元関脇・初代琴ノ若)ということもあり、琴欧洲、琴光喜、琴奨菊といった同部屋から誕生した大関の姿は子供の頃から間近で見てきた。当時は「大ざっぱに“すごい人”という感じだった」という大関像はより具体的なものになっていき「その地位にいることの難しさ、どれだけすごいかを感じる」と見方も変わってきた。

 前日の札幌場所では、視察に訪れた八角理事長(元横綱・北勝海)から「特にやる気があるように感じた」と高評価を得ていた。それを伝え聞くと「そう評価してもらえるのはありがたいこと」と感謝。「そう思っていただけるだけでも、やり方とか捉え方とか、一つ自分の考えが変わりました」。期待の高さに自覚をより強め、大関を目指していく今後へ向けて決意を新たにした。

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