【秋場所新番付発表】叔父・朝青龍のアドバイスで白鵬以来の新大関優勝へ 豊昇龍が会見

2023年08月28日 12:29

相撲

【秋場所新番付発表】叔父・朝青龍のアドバイスで白鵬以来の新大関優勝へ 豊昇龍が会見
<大相撲秋場所番付発表>新大関昇進を決め、番付表を手にする豊昇龍(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 日本相撲協会は28日、大相撲秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。モンゴル7人目の大関となった豊昇龍(24=立浪部屋)は東京都台東区の同部屋で会見し「すごくうれしいけど、これからがもっと大変だと思った。うれしさだけでない。絶対に勝たないといけない」と看板力士としての責任感を口にした。
 名古屋場所で12勝を挙げて初優勝し、場所後の理事会で大関昇進を承認された。直後の夏巡業では連日、大きな声援を受け「大関」としての期待の高さを感じたという。1場所早く昇進した大関・霧島との申し合いもこなし「僕の方が関脇早かったけど(笑い)、先に上がって熱くなったこともある」とライバル心ものぞかせた。

 初土俵から所要33場所での昇進は付け出しデビューをのぞけば史上10位のスピード昇進。「良かった。33場所目で(大関昇進の目安となる)33勝(以上)したのでうれしかった」と目を細める。

 叔父で元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏は22場所で昇進。「早いですね」と尊敬する偉大な叔父は現在来日中で、近日中に話す機会があるという。「しっかり相談する。気持ちをどういう感じに持っていくか、ちゃんと聞きます」と真摯(しんし)な姿勢を見せた。

 札幌巡業では会場を訪れた八角理事長(元横綱・北勝海)から「今チャンスだから、しっかり稽古して横綱まで頑張れ」とアドバイスを受けた。「理事長に初めて声かけていただいて、うれしかったです。もっと頑張らないといけない気持ちになりました」と恐縮し「大関が終わりでない。次の番付も近づいてきた。やるしかない」。

 昨年春場所での三役昇進後は9場所連続勝ち越しで大関に昇進した。取り口などで強化するポイントは「特にない」。理想とする大関像も「ない」と断言するように従来のスタイルを継続するが、ここ数場所は腰、足首、股関節などのケガを抱えてきた。「ケガをしない体作りをしないと」と今後の課題に挙げた。「目標は多く勝つ。とりあえす勝ち越し、その後2桁。もしできれば優勝狙います」。終始笑顔の中にも、しっかりと06年夏場所の白鵬以来となる新大関優勝を視野に入れていた。

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