佐渡ケ嶽親方、新関脇昇進の琴ノ若へ「私とではなく先代と並んでほしい」将来の琴櫻襲名を期待

2023年08月28日 16:16

相撲

佐渡ケ嶽親方、新関脇昇進の琴ノ若へ「私とではなく先代と並んでほしい」将来の琴櫻襲名を期待
新関脇昇進が決まり、会見を行う琴ノ若(左)と師匠の佐渡ケ嶽親方(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 日本相撲協会は28日、大相撲秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。新関脇昇進が決まった琴ノ若(25=佐渡ケ嶽部屋)は、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で会見を行った。
 この日、父であり師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・初代琴ノ若)も会見に同席。実の息子が自身と同じ地位まで番付を上げたことに「やっと並んでくれたな」と感慨深く話した。「私と並ぶのではなく、先代と並んでほしい」。関脇で満足することなく、琴ノ若の祖父にあたる琴櫻(第53代横綱)と同じ番付まで駆け上がることを求めた。

 大関昇進時の「琴櫻」襲名は、先代の生前からの約束。「1場所でも早く、先代師匠の琴櫻を名乗ってほしい」。自身の名を受け継いだ愛息の、さらなる飛躍を願った。

 秋場所で琴ノ若は大関獲り足固めに挑む。師匠は「先場所後半戦のような迷いのない攻める相撲を取り切っていけば(大関昇進は)すぐ見えてくる」と期待を込めた。

 琴ノ若は直近2場所で計19勝を挙げており、14勝すれば数字上では昇進目安の「33」に到達する。審判部長でもある師匠は、大関昇進を預かる立場として「その時にまた話になると思う」と可能性を示唆した。また、師匠としては「あんまり言うと(琴ノ若が)緊張しちゃうので…」とその話題の明言を避け「のびのびと琴ノ若らしい相撲を取り切れれば良い結果になっていくと思う」と、弟子を思いやった。

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