新小結・錦木「“遅かったな”より“頑張ったな”」史上3位、所要103場所でのスロー昇進に感慨

2023年08月28日 19:31

相撲

新小結・錦木「“遅かったな”より“頑張ったな”」史上3位、所要103場所でのスロー昇進に感慨
新小結昇進が決まり、会見を行う錦木(左)と師匠の伊勢ノ海親方(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 日本相撲協会は28日、大相撲秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。新小結昇進が決まった錦木(33=伊勢ノ海部屋)は、東京都文京区の伊勢ノ海部屋で会見を行った。
 06年春場所の初土俵から所要103場所での昇進。玉龍、琴稲妻に続く史上3位のスロー記録に「“遅かったな”というよりは“頑張ったな”と思っています」と感慨深く喜びをかみしめた。新入幕から7年、一時は十両下位まで番付を落としたこともあったが「めげずに稽古を続けたら番付が上がっていった。稽古は大事だなと思った」と努力は報われた。

 秋場所初日には、役力士として協会あいさつに登場する。「うれしいのと緊張が…今から覚悟しておきます。緊張して空回る可能性はあるけど」と笑った。それでも「とりあえず勝ち越しを目標に、楽しむことを忘れずにやっていきたい」と明るい表情で本場所を心待ちにした。

 33歳0カ月は戦後6位の高齢昇進。会見に同席した師匠の伊勢ノ海親方(元幕内・北勝鬨)から「他の若い力士たちの見本にしてほしい。本人はベテランと思わず若い気持ちでやっている」と称されるように、常に気持ちは若く持っている。「僕の中では中堅かな。年配になっても成績を残している玉鷲関とかいるので見習って。伸びしろが出るように頑張りたい」。力士生活18年目のベテランが、さらなる進化を誓った。

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