【バスケW杯】日本 今日ベネズエラ倒して五輪へ!優位なアジア勢唯一1勝 相手は2連戦で日本に追い風

2023年08月31日 05:30

バスケット

【バスケW杯】日本 今日ベネズエラ倒して五輪へ!優位なアジア勢唯一1勝 相手は2連戦で日本に追い風
27日のフィンランド戦で勝利を決め喜びを爆発させる渡辺、河村ら日本代表(AP) Photo By AP
 E組3位の日本(世界ランク36位)は順位決定リーグで、きょう31日にF組4位のベネズエラ(同17位)、9月2日にF組3位のカボベルデ(同64位)と対戦することが決まった。ベネズエラに勝てば、来夏のパリ五輪切符を得るアジア最上位が確定する可能性がある。日本は30日、沖縄市内で練習した。
 日本が優位な立場で残り2戦を迎える。この日の試合で2次リーグ進出の可能性を残していた中国がプエルトリコに敗戦。アジア全6チームは2次リーグに進めず、最上位が獲得するパリ五輪出場権は順位決定リーグで争われることが決まった。アジア勢は1次リーグ18試合を消化したが、日本がフィンランドから挙げた勝利が唯一の白星。1次リーグの成績を持ち越すため、現時点ではパリ五輪切符に最も近い位置にいる。

 チームは午後8時半から約1時間の練習を実施。最後の5分のみ公開され、選手はシュートの感覚を入念に確認していた。順位決定リーグの相手は第1戦がベネズエラ、第2戦がカボベルデに決定。この日1次リーグ最終戦を終えたベネズエラは2日連続の試合となり、中1日の日本は日程的に有利だ。

 ドイツ、フィンランド、オーストラリアと対戦した1次リーグは後半のスコアでは3試合とも上回った。速いペースでかき回して相手の足が止まった第3、4Qの勝負には絶対の自信を持つだけに、鍵は序盤の入り方。ホーキンソンは「ベネズエラは3点シュートを積極的に狙ってくる印象。序盤からフィジカルにプレーして先手を取りたい」と力を込めた。チームの合言葉は「今日より明日、うまくなる」。76年モントリオール五輪以来の自力五輪出場へ、世界的強豪と真剣勝負を演じた1次リーグの経験を残り2戦で生かす。

 ≪M~P全組で1次L3位の/全チームが勝てば確定≫▽日本の最短五輪決定条件 日本は最速できょう31日にパリ五輪切符を手にする可能性がある。順位決定リーグのM~P全組で、1次リーグ3位の全チームが勝つことが条件。このケースになれば、全組で1次リーグ3位チームの順位決定リーグ2位以上、1次リーグ4位チームの順位決定リーグ3位以下が確定する。日本を除くアジア勢は全て1次リーグ4位で、日本を上回ることができなくなる。

 ▽順位決定リーグ 1次リーグ各組3、4位が4チームずつ4組に分かれ、17~32位を決める。日本は31日に1次リーグF組4位、9月2日に同3位と顔を合わせる。試合開始はいずれも午後8時10分。1次リーグの成績を持ち越し、同じE組だったフィンランドとは対戦しない。各組1位が17~20位、同2位が21~24位、同3位が25~28位、同4位が29~32位。組順位も、最終順位も1次リーグを合わせた計5試合の成績で決定する。

 ▽ベネズエラ 世界ランク17位。米大陸予選は同4位のアルゼンチンを抑えて本大会切符を得た。1次リーグは37歳の司令塔バルガス、米モントロス・クリスチャン高で富樫の同級生カレラと主力2人の故障離脱が響き苦戦した。両選手は日本戦も欠場見込み。前回19年大会は2次リーグに進出して14位と健闘。バルガス、カレラを除いた登録10人のうち30代が7人と経験豊富な選手が多い。

 ▽カボベルデ 世界ランク64位は出場32チーム中最下位。人口は約56万人で杉並区とほぼ同じ。世界バスケットボール連盟は「W杯史上最も小さな出場国」と紹介している。チームの軸は身長2メートル21の31歳のセンター、タバレス。元NBA選手でホークス、キャバリアーズに所属して通算13試合に出場した実績を持つ。

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