【バスケW杯】日本が大逆転勝利でパリ五輪へ王手 第4Qに15点差逆転 チーム最年長の比江島が救った!

2023年08月31日 21:57

バスケット

【バスケW杯】日本が大逆転勝利でパリ五輪へ王手 第4Qに15点差逆転 チーム最年長の比江島が救った!
大逆転勝利を喜ぶ渡辺(左)と比江島(ロイター)
 【バスケットボール男子W杯順位決定リーグO組   日本86ー77ベネズエラ ( 2023年8月31日    沖縄アリーナ )】 バスケットボール男子W杯順位決定リーグO組で日本(世界ランキング36位)がベネズエラ(同17位)に86ー77で逆転勝利。1次リーグからの通算成績を2勝2敗とした。2日の最終戦で同64位のカボベルデに勝てば文句なし、負けても他カードの結果次第でアジア最上位が決定してパリ五輪切符を手にする。開催国枠ではない自力で五輪出場を決めれば、76年モントリオール大会以来48年ぶり。W杯の同一大会2勝は67年ウルグアイ大会以来56年ぶり2度目の快挙となった。
 この日のスタメンは河村勇輝(22=横浜BC)、比江島慎(33=宇都宮)、馬場雄大(27)、渡辺雄太(28=サンズ)、ジョシュ・ホーキンソン(28=SR渋谷)と1次リーグ最終戦のオーストラリア戦と同じ5人となった。

 第1クオーターは、渡辺雄の3ポイントがこの試合最初の得点となった。守備面ではゾーンディフェンスからのダブルチームでターンオーバーに成功すると、トム・ホーバス監督がガッツポーズする場面もあった。残り5分48秒には渡辺雄がスティールからダンクシュートを叩き込んだが、15―19でリード許して終えた。

 第2クオーター開始から残り7分3秒まで得点を決められず0―8のランで12点差を広げられた。タイムアウトではホーバス監督が選手たちに喝を入れた。直後の残り6分53秒の比江島の3点シュートがこのクオーター最初の得点となった。その後、残り2分4秒で渡辺雄のアシストを受けて左コーナーから富永啓生(22=ネブラスカ大)のこの試合初得点となる3点シュートで3点差に縮めたが、最終的には5点差で前半を終えた。

 第3クオーターにチームの流れを変えたのはチームの大黒柱の渡辺雄だった。残り8分13秒にディフェンスでブロックショットを決めると、2連続で3点シュートを決めて1点差まで詰め寄った。このクオーターだけで10点をマークしたが、相手に差を広げられて9点差で終えた。

 第4クオーターに最大15点差を広げられたが、チームを救ったのはチーム最年長の比江島だ。ファールが重なり第3クオーターはわずかな時間しかプレイ出来ず無得点に終わった鬱憤を晴らすかのように3本の3点シュートを決めて相手に迫った。残り1分59秒で馬場のスティールから比江島のレイアップシュートで逆転。相手の反則を誘って3点プレーを成立させてチームを勝利に導いた。第4クオーターは33ー15でパリ五輪に王手をかけた。

 チームを救った比江島がチームトップの3点シュート6本を含む23得点。渡辺雄は38分出場で21点決めた

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