【ラグビーW杯】日本代表 勝利の鍵は「魔の20分」の戦い方 決勝T進出懸け8日・アルゼンチン戦

2023年10月06日 18:14

ラグビー

【ラグビーW杯】日本代表 勝利の鍵は「魔の20分」の戦い方 決勝T進出懸け8日・アルゼンチン戦
サモア戦で相手をタックルで止める堀江(左)と稲垣 Photo By スポニチ
【ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組 日本―アルゼンチン(2023年10月8日 ナント)】
 日本代表は6日、1次リーグ最終戦となるアルゼンチン戦(8日、ナント)の会場で練習を行う。第3戦までを終え、両国は2勝1敗、総勝ち点9で並ぶ。総得失点差でアルゼンチンが上位に立つものの、直接対決の勝者が決勝トーナメントに進出するという条件は変わらず、まさに生死を懸けた大一番となる。

 世界ランキングは日本の12位に対してアルゼンチンは9位。過去の対戦成績も日本の1勝5敗と負け越している。19年大会は1次リーグで敗退したものの、その後の4年間でニュージーランド、オーストラリア、イングランド、ウェールズ、スコットランドを破っているアルゼンチンが格上であることは間違いない。

 それでは日本の勝利の鍵は、どこにあるのか。

 今大会のスタッツを見ると、1試合の平均得点は日本が27・3点、アルゼンチンが29・3点と大差なし。一方で平均失点は日本の22・7失点に対し、アルゼンチンは14失点。試合数にバラつきがあるものの、ここまで許したのはわずか2トライで、これはイングランドの1トライに次ぐ2位。アルゼンチンの堅いディフェンスは数字にも表れており、日本は少ないチャンスをしっかりスコアにつなげる遂行力が求められる。

 また1試合80分間を20分ずつに区切って得点と失点の傾向を見ると、日本は得点、トライ数ともに前半21分~ハーフタイム間(30得点、3トライ)に最も得点能力を発揮している一方、失点と失トライは後半21分~試合終了間(28失点、4失トライ)が最多となっている。そしてアルゼンチンが最も得点能力を発揮しているのが、38得点、5トライを記録しているこの時間帯でもある。

 勝敗を大きく左右するラスト20分間を、いかに戦い抜くか。「魔の20分」を乗り越えるためにも、最後の1秒まで集中し、連携を保ち、気持ちを切らさないことが求められそうだ。

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