日本パデル協会、社員の不適切投稿を謝罪し解任 サッカーJ1チームに関する批判「事態を重く受け止め」

2023年10月06日 11:19

スポーツ

日本パデル協会、社員の不適切投稿を謝罪し解任 サッカーJ1チームに関する批判「事態を重く受け止め」
日本パデル協会公式X(日本パデル協会)から
 日本パデル協会(JPA)は6日、公式SNSを通じ、協会員の不適切な投稿について謝罪。投稿者を解任すると発表した。
 「パデル」とはスペイン発祥のスポーツ。テニスやスカッシュのようなラケットを用いたスポーツで、テニスよりもコートやラケットが小さく、老若男女誰でも楽しめるスポーツとして、世界での人気が急上昇している。日本でも若者を中心に認知され、サッカー漫画「キャプテン翼」著者・高橋陽一氏が名誉会長を務めており、協会によると、国内のパデル人口は3万人に達している。

 そんな中、JPA関係者が、SNSにJ1浦和に関する意見を投稿。この投稿が物議を醸していた。

 JPAは今月4日、「当協会スタッフによる不適切発言に関するお詫び」を掲載し、「当協会に、“パデル協会関係者がX(I日Twitter)にて、不適切な発言を行っているのではないか”という趣旨の問い合わせを受け、事実関係を調査いたしましたところ、当協会のスタッフのうち1名による不適切な投稿が確認されました」と発表。

 不適切投稿の内容について、「本件投稿は、Jリーグに所属するチームに関する意見の表明を内容とするもので、当協会としては、かかる関連投稿によって当該チームのサポーター、選手、スタッフをはじめとする関係者の皆様に不快な思いをさせるものであったと認識しています」と説明。「以上の事実経過を踏まえ、当協会としては、対象者に対し、始末書の提出を求め、厳重注意処分を行いました」とし、「なお、対象者本人からは、反省の意が述べられ、対象者本人としても、対外的に謝罪と反省の意を表明する旨聞き及んでいます」と報告した。

 「本件に関しては、当協会としても、協会スタッフに対する指導監督において至らない点があったことを省みており、本件によって不快な思いをされた方々に対し、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「今後は、協会スタッフに対し、SNSの運用に関する指導監督の実効性を確保する取り組みを進めてまいる所存です。当協会の発展を応援していただいた皆様の期待と信頼を裏切ることのいよう、今後とも、精進してまいりますので、引き続き応援のほどどうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけた。

 その後、協会は「当協会のスタッフのうち1名による不適切投稿巡り、10月3日よりお騒がせしております。本件投稿に関して対象者も深く問題と認識し、反省しておりますが、当協会としましては事態を重く受け止め、この度10月5日をもって対象者の広報解任を決定いたしました」と、担当者の解任を発表。

 「この度は関係者の方々に多大なご迷惑をかけしてしまい、誠に申し訳ございません。今後、協会スタッフのSNSリテラシー教育を実施するなど再発防止及び信頼回復に努めてまいります。皆様からいただいた貴重なご意見を今後の協会運営に活かせていただきます」とし「今後ともパデルをどうぞよろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。

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