【バレー五輪予選】トスでも大活躍の小野寺「いや~僕もビックリしました」ムードメーカーに会場も大ウケ

2023年10月07日 21:56

バレーボール

【バレー五輪予選】トスでも大活躍の小野寺「いや~僕もビックリしました」ムードメーカーに会場も大ウケ
<日本・スロベニア>喜びを爆発させる日本の選手たち(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【バレーボール・パリ五輪予選男子東京大会兼W杯第6日   日本3-0スロベニア ( 2023年10月7日    東京・国立代々木競技場 )】 4勝1敗で五輪出場圏2位の日本は、3位のスロベニアを3―0で下し、4連勝を飾った。ストレート勝ちなら五輪切符獲得が決まる大一番で第1セット25―21、第2セットも25―22で連取に成功。勝負の第3セットも25―18で奪い、見事に五輪出場権を獲得した。08年北京大会以来となる予選での五輪切符獲得となった。
 試合後は、サーブ、得点、さらにはトスでも勝利に貢献したことをふられた小野寺は「いや~僕もビックリしました」と率直に話し、会場は大ウケ。ミドル陣を代表してメッセージを、というリクエストには「世界で一番のミドルになるぞ~」と宣言して、パリ五輪での活躍を誓った。

 両親ともバレーボール選手だったが、幼少期はバレーボールではなく野球に打ち込んだ。中学3年時には1メートル90を超える長身となり投手と一塁手として活躍。名門高校からも誘われるほどだった。

 野球部を引退後、バレーボールに取り組んだ。東北高でバレーボール部に入部すると、すぐにレギュラーになり春高バレーに出場。年代別の日本代表に選出。石川らとともに12年アジアユース選手権、13年世界ユース選手権に参戦。東海大2年時の15年に初めて日本代表に選ばれた。

 2メートルのミドルブロッカーは最高到達点3メートル30を誇るブロックで相手の攻撃を阻止し、速攻で得点を重ねる。ネーションズリーグでも存在感を示した。30年ぶりの金星を挙げたブラジル戦ではアタックで4得点、ブロックで3得点と結果を残した。8月のアジア選手権ではベストミドルブロッカーに選ばれた。

 今大会もフィンランド戦、エジプト戦は苦しんだが、チュニジア戦ではブロックでの3得点を含む計10得点を挙げ勝利に貢献した。

 ◇小野寺 太志(おのでら・たいし)1996年(平8)2月27日生まれ、宮城県出身の27歳。東北高から東海大を経て18年JT加入。23年からサントリー所属。15年日本代表初選出。18、22年世界選手権、21年東京五輪出場。2メートル、94キロ。ミドルブロッカー。

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