連盟が大麻部員逮捕の日大アメフト部に降格処分「今季の出場資格の停止」「1部BIG8へ降格」戒告も

2023年11月08日 21:07

アメフト

連盟が大麻部員逮捕の日大アメフト部に降格処分「今季の出場資格の停止」「1部BIG8へ降格」戒告も
日大アメフト部の寮 Photo By スポニチ
 一般社団法人関東学生アメリカンフットボール連盟は8日、オンラインで臨時理事会を開き、部員2人が大麻取締法違反の疑いなどで逮捕された日本大学アメリカンフットボール部を「今季の出場資格の停止」ならびに「1部BIG8へ降格」を決定。また、日大アメフト部(加盟団体)に対し、戒告(譴責)処分の罰則を科すことも決定したと発表した。
 来季については「春季オープン戦が始まるまでに日大アメフト部から本件の事実関係と原因究明について、また関係者の責任の所在と処分、再発防止策について報告を求める」ことを前提として、「万が一、その報告内容に問題がある場合には、あらためてその後の出場資格に関し何らかの処分をする可能性もございます」とした。

 今回の「今季の出場資格の停止」処分に伴い、日大アメフト部が出場する可能性が残っていた12月16日のチャレンジマッチのうち、1部TOP8の8位と同BIG8の1位による試合を中止。日大アメフト部は今季の出場資格停止のため順位は原則付かないとして、来季、BIG8に降格し、今季のBIG8で1位となったチームがTOP8に自動昇格することを発表した。

 また、TOP8の7位とBIG8の2位によるチャレンジマッチは予定通り行う。

 連盟では1人目の逮捕者が出た直後の今年8月10日の臨時理事会で、日大アメフト部を「当面の間の出場資格の停止」とした。その際に挙げた4項目の理由が、現時点でクリアされたと言える状況でないことを重く受け止め、今季の出場資格を停止する処分を決定した。

 【4項目】
(1)日大アメフト部側から、逮捕された部員以外の部関係者全員が違法薬物に潔白であると保証できない旨が示されたこと
(2)逮捕された部員以外の部の関係者に違法薬物を使用した者が存在している疑いが払拭できないこと
(3)再発防止策の提示ならびにその実施がなされていないこと
(4)部関係者(指導者、学生を含む)の責任の所在が明らかでないこと

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