エディー氏 日本代表HCに意欲「日本は私の情熱そのものだ」

2023年11月08日 04:43

ラグビー

エディー氏 日本代表HCに意欲「日本は私の情熱そのものだ」
インタビューに答えるエディー・ジョーンズ氏 Photo By 共同
 ラグビーのオーストラリア代表監督の辞任が決まっているエディー・ジョーンズ氏(63)が7日、横浜市内で共同通信のインタビューに応じ、次期日本代表ヘッドコーチ(HC)に意欲を示した。現時点で日本協会からオファーはないとした上で「代表HCになる機会があれば興味がある。日本ラグビーの文化もファンも大好きだ」と語った。
 15年W杯まで日本代表を率い、南アフリカを破るなど歴史的3勝に導いた。「1996年から日本に(指導者として)関わっている。日本は私の情熱そのものだ」と熱弁。10月までのW杯フランス大会で、日本は1次リーグで敗退し「今までと違うやり方をしないといけない。だからこそわくわくする」と述べた。

 日本協会はフランス大会を率いて退くジェイミー・ジョセフHCの後任を募集。これまでにリーグワンの東京ベイのフラン・ルディケHCが立候補を明らかにし、今月中に最終的な面接が行われる予定としている。

 ジョーンズ氏は6日に来日。27年までの契約で母国オーストラリアの代表監督に1月に就任したが、若手主体で臨んだW杯フランス大会は1次リーグ敗退に終わり、25日付で退任する。既に日本以外のチームからオファーを受けていることも明らかにした。

 ≪エディー氏に聞く≫
 ――オーストラリア代表監督として1次リーグ敗退したW杯の受け止め。
 「2027年大会を見据え、大きな変化をもたらすために若い選手を選んだ。結果は凄く残念だが、今後に活躍しそうな選手は残せた」

 ――日本の印象は。
 「テンポのいいプレーがあり、日本らしさを感じた。リーチ(BL東京)は最高だったし姫野(トヨタ)も良かった。ただ新型コロナウイルス禍で試合数をこなせなかった影響はあったと思う」

 ――日本代表HCのオファーが来たら。
 「真剣に考えたい」

 ――興味を持つ理由は。
 「妻が日本人で(日系人の)母もいて愛着がある。日本代表は今のままでは(実力が)下がってしまう。今こそ大きく押し上げないといけない。世界トップ4とのギャップをどう縮めるかということにわくわくする」

 ――日本代表がさらなる飛躍を遂げるためには。
 「各カテゴリーと代表が一貫性を持ち、リーグワンのチームとも密にコミュニケーションを取ることが大事。トップ4に到達するのは大きなプロジェクトだが不可能ではない」

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