アメフト関学大 「剣客」OL近藤が「宿敵」立命大を斬る「勝ち続けたいという思いが強い」

2023年11月08日 19:42

スポーツ

アメフト関学大 「剣客」OL近藤が「宿敵」立命大を斬る「勝ち続けたいという思いが強い」
立命大戦に向け、気合いの入った表情を見せる関学大OL近藤剣之介 (撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 関学大オフェンスの最前列に立つOL近藤(3年)は、名を剣之介という。当家では男子に「〇之介」と名付ける習わしがあり、近藤は「父は鉄之介、弟は隼之介といいます」と明かす。今どきのキラキラネームと対極の、時代劇に出てくる剣豪のような古風な名前。「昔は友達とかにイジられましたけど、今は気に入っています」。立命大との全勝対決(11日)に向け、8日に兵庫県西宮市のグラウンドで実施された公開練習。1メートル89、110キロの巨体が武者震いしていた。
 ランプレーで走路を作り、パスプレーではQBを守り、時間的猶予を作るOL。佼成学園1年で競技を始めてから、一貫して縁の下の力持ちとして攻撃を支えてきた。高校では1、3年で日本一。関学大へ入学後も、一度も頂点から落ちていない。「(卒業まで)勝ち続けたいという思いは強いですね」

 速さと強さを兼ね備えた立命大DLとのマッチアップ。近藤が警戒するのは目に見える部分でなく、「相手を倒すという気迫がすごい」とメンタル面を挙げる。オフェンスでは今季ブレークしたWR小段天響(1年)、ディフェンスでは昨年のミルズ杯(年間最優秀選手)を獲得し、今季未出場のDLトゥロター・ショーン礼(4年)の出場が微妙な中、近藤がプレー、そして精神面で果たす役割は大きい。

 「これまでの試合はしょうもないミスが多かったので、立命大戦では極限まで、それを減らしたい」

 宿敵を倒し、己にも勝った時、近藤は本懐を遂げる。

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