【高校ラグビー】東福岡準Vを支えたのは元日本代表の豊田将万さん

2024年01月07日 17:59

ラグビー

【高校ラグビー】東福岡準Vを支えたのは元日本代表の豊田将万さん
東福岡OBで元日本代表の豊田将万さん Photo By スポニチ
 【第103回全国高校ラグビー 決勝   東福岡5―8桐蔭学園 ( 2024年1月7日    花園ラグビー場 )】 惜しくも連覇を逃した東福岡だったが、頼もしい新戦力が奮闘を支えた。OBで元日本代表の豊田将万さん(37)が昨年の新チーム発足当初から週1回ペースで練習場を訪れ、主にFWの全般的な部分を中心に助言を送っている。
 豊田さんは高校1年時の花園で準優勝。3年時は主将を務めて8強だった。早大では4年時に主将として大学選手権で優勝。コカ・コーラでは日本代表で9キャップ。18年限りで現役引退し、現在は社業に専念している。

 藤田雄一郎監督(51)からFWのレベルアップのため「練習を見てやってくれ」と依頼され、母校のため協力を惜しまない。「僕らのころと変わらないところ、変わったなと思うところもある。新しい気持ち」と語る。変わらないのはラグビーへの真っすぐな愛だ。「グリーンジャージを着て試合に出たい!が彼らのモチベーション。切磋琢磨する空気は変わっていない」とうれしそうに話した。

 指導方針は「自分たちで考えれるようになってほしい」という思いから、1から10まで全て教えることはしないスタイル。「試合をするのは彼ら。こっちの意図も汲んでくれて、考えてゲームでも成果が出てくるようになった。成長しているなと思います」と目を細める。

 現チームは前回優勝時のメンバーからすべて入れ替わったが、「また新たなチームでタイトルを取りに行くという気持ちを感じられたので。だから今年もチャレンジャー精神があるから強いのかなと思っています」。

 藤田監督は「トップレベルの目で見てくれるんで、凄い助かってますよ」と話し、高校日本代表候補でNo・8高比良恭介主将(3年)は「FWのラインアウトの精度が高くなった」と感謝していた。

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