【クロスボーダーラグビー】東京SG・田中監督「日本のレベルを示せなかった」ブルーズ戦完敗に渋面

2024年02月03日 16:57

ラグビー

【クロスボーダーラグビー】東京SG・田中監督「日本のレベルを示せなかった」ブルーズ戦完敗に渋面
<東京SG・ブルーズ>前半、トライを決める東京SG・松島(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【クロスボーダーラグビー2024第1戦   東京SG7―43ブルーズ ( 2024年2月3日    東京・秩父宮ラグビー場 )】 リーグワンの昨季4強とスーパーラグビー(SR)パシフィックの2チームが対戦する初の国際交流試合は、東京・秩父宮ラグビー場で記念すべき第1戦が行われ、リーグワン昨季4位の東京SGはSR昨季3位のブルーズに7―43で完敗。公式戦の中断期間、試合への意味づけなど難しさを強いられたが、結果としては厳しい現実を突き付けられた。
 会見で田中澄憲監督は「公式戦ではないが(チーム内の)キャップを付ける試合だった。準備してきたつもりだったが、こういう結果で日本ラグビーのレベルを示せなかったのは非常に残念」と厳しい表情で語った。試合は南ア代表のWTBコルビ、ニュージーランド代表フランカーのケインと今季加入した目玉選手2人が一時帰国などで不在。指揮官は「(昨秋の)W杯決勝まで戦い、なるべく早いタイミングで来日してもらっていたので、このタイミングで帰国した。ケガ人やコンディション調整が必要な選手以外でベストメンバーを組んでいる」と説明した。

 試合は前半4分に先制トライを許すなど、最初の20分間で3連続トライを許した。後半6分から途中出場したフランカー箸本龍雅が「コンタクトレベルが高く、ブレークダウンの圧力が日本と違う」と話した通り、ディフェンスで相手のアタックをスローダウンさせられず、瞬く間にボールをつながれて失点するシーンが目立った。それでも「リーグワンの試合では見えない課題が出た」と前向きに捉えていた。

 前半30分に味方の崩しから唯一のトライを奪ったFB松島幸太朗も「あと2、3回はあの形で取れた。ミスも多く状況判断も悪かった」と渋い顔も、「特に若い選手にはいい経験になったと思う」と話した。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年02月03日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム