“現役高校生Vリーガー”下桝登二朗がデビュー戦でMVP 11得点し「楽しくできた」

2024年02月03日 18:20

バレーボール

“現役高校生Vリーガー”下桝登二朗がデビュー戦でMVP 11得点し「楽しくできた」
Vリーグデビューした近畿・下桝登二朗 Photo By スポニチ
 【Vリーグ男子3部 V・レギュラーラウンド   近畿3ー0トヨタモビリティ ( 2024年2月3日    近畿大学記念会館 )】 Vリーグ男子3部の近畿クラブスフィーダに所属する“現役高校生”下桝登二朗(18)がトヨタモビリティ東京スパークル戦でVリーグデビューした。この日は先発出場し計11得点。3―0のストレート勝ちに貢献し、MVPに輝いた。
 Vリーガーとして華々しく一歩を踏み出した。開始早々にブロックで初得点をあげると、最大の強みでもあるスパイク力を武器に次々と得点をマーク。デビュー戦を終えて、下桝は「最初は緊張していたけど周りの人たちが温かい環境を作ってくれたので、その環境で楽しくできたと思います」と笑顔を浮かべた。

 試合では、Vリーガーのパワーやスピードを実感。それでも、ブロックで3得点をマークするなど引けを取らなかった。「やっぱり(Vリーガーは)凄い。(自分は)先輩の横からの指示に従ったら、あんな感じでいけました」。周囲の導きに感謝しながらも、確かな手応えを得ている。

 現在は近大付バレーボール部に所属する高校3年生。入学後から徐々に実力を伸ばし、2年生の時には全国大会の優秀選手賞を受賞した。同部からVリーガーが誕生するのは今回が初めてといい、「まだあまり実感はないけど、誇りに思っています」と胸を張った。

 高校卒業後は近大に進学予定。チームに同行しながら大学の練習にも参加する見通し。計り知れない無限の可能性が広がる、現役高校生Vリーガーは「僕のスパイクとかブロックで流れをつかめるようになりたい。(これからも)今日みたいな活躍をしていきたい」と将来を思い描いた。

 ◇下桝 登二朗(しもます・とうじろう)2005年(平17)12月23日生まれ、大阪府大阪市出身の18歳。中1でバレーボールを始める。ポジションはミドルブロッカー。最高到達点は3メートル42。1メートル88、74キロ。

 ○…試合前の始球式に登場した、同校の校長を務める丸本周生さんは「地元密着クラブとして地元を盛り上げてほしい。下桝くんにも頑張ってほしい」とエールを送った。この日は、チアーダンス同好会がダンスパフォーマンを披露するなど、多くの在校生が応援に駆けつけた。

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