パリ五輪切符獲得の女子バスケ代表が帰国 空港でファン出迎え、拍手喝采 「走り勝つシューター軍団」凱旋

2024年02月13日 18:42

バスケット

パリ五輪切符獲得の女子バスケ代表が帰国 空港でファン出迎え、拍手喝采 「走り勝つシューター軍団」凱旋
JAL職員から祝福される恩塚監督と林主将 Photo By スポニチ
 パリ五輪の出場権を獲得したバスケットボール女子日本代表が13日、パリ五輪世界最終予選が行われたハンガリーから帰国した。
 到着した成田空港では80人ほどのファンが待ち受け。チームの面々が姿を見せると大きな拍手で出迎えられた。到着ロビーでは、メンバーが日本航空の職員から花束受け取った。

 女子代表は2021年東京五輪で銀メダルを獲得。金メダルを目指すパリ五輪切符獲得に向け、今月7日に発表された代表12人では昨年2度目の現役復帰を果たした吉田亜沙美(36=アイシン)、馬瓜ステファニー(25=エストゥディアンテス)らが選出された一方、オコエ桃仁花(24=ジーロン)、町田瑠唯(30=富士通)、渡嘉敷来夢(32=ENEOS)らが落選。ファンからは厳しい戦いになることを予想する声も上がっていた。

 しかし、第1戦では86-75でスペインを撃破。第2戦はハンガリーに75-81で敗れたものの、第3戦のカナダ戦ではリードチェンジを12回も繰り返した接戦の末に格上を破った。4カ国中上位3カ国がパリ切符を得るリーグ戦で2勝1敗として1位突破。FIBA(国際バスケットボール連盟)公式サイトで“死の組”と紹介された激戦区を勝ち抜いた。

 日本は序盤からドライブを多用。ポイントガードの宮崎、山本らが得点を重ねた。3点シュート試投数は第1戦スペイン戦は40本を量産も、研究された第2戦ハンガリー戦は28本。カナダ戦は20本まで減らしたが、外からのシュートを警戒する相手守備が広がってできたインサイドのスペースを突いた。

 3大会連続の五輪切符で、男女そろっての自力での五輪出場は76年モントリオール五輪以来48年ぶり。チームコンセプトは“走り勝つシューター軍団”。恩塚監督は「走り勝つのイメージの中にはドライブも入っている」とうなずいた。

 今後は、パリでの金メダル獲得に向け、Wリーグ終了後の4月中旬から五輪本番まで断続的に合宿を張る見通し。銀メダルを獲得した21年東京五輪前は4月上旬に1次合宿を開始。短期間の休みを挟んで7次合宿まで実施して本番を迎えており、3年前と同等の“100日計画”で練習期間を確保すると見られる。

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