パリ切符獲得のバスケ女子日本代表が爆笑の凱旋会見 吉田「あの顔は一生忘れない」

2024年02月13日 22:45

バスケット

パリ切符獲得のバスケ女子日本代表が爆笑の凱旋会見 吉田「あの顔は一生忘れない」
バスケットボール女子のパリ五輪世界最終予選で3大会連続の五輪出場を決め帰国し、ポーズをとる日本チーム Photo By 共同
 3大会連続の五輪出場を決めたバスケットボール女子日本代表が13日、世界最終予選の開催地ハンガリー・ショプロンから帰国し、成田市内で会見を開いた。空港到着ロビーには約80人が出迎え、選手が姿を現すと大きな拍手。恩塚亨監督(44)が「今回の頑張りをパリの金メダルにつなげたい」と真面目に決意表明してスタートした凱旋会見は、選手が大会中の秘話を次々と披露する爆笑の1時間となった。
 第2戦でハンガリーに敗れて1勝1敗となり、チームは崖っ縁に立たされた。ハンガリー戦で1得点と沈黙した馬瓜エブリン(28=デンソー)は「生きた心地がしなかった」と回想。選手ミーティングで宮崎早織(28=ENEOS)から「ハンガリー戦はお前の吠えが足りなかった。お前の吠えが必要だ」と要求され、チーム最多タイ21得点をマークした最終戦カナダ戦の奮起につなげたことを明かした。

 ベテランの吉田亜沙美(36=アイシン)はハンガリー戦終盤の3点シュートがエアボールになった宮崎が直後に泣いていたことを暴露。試合後の食事中もずっと引きずっていたことを明かし「あの顔は一生忘れない」とニヤリと笑った。

 赤穂ひまわり(25=デンソー)は約1カ月の合宿を「ずっと大変で楽しいと思える瞬間なんてなかった」と説明。周囲から総突っ込みを食らい「ただ結果が出るとやって良かったと思う。これからも苦しみたい」と笑わせた。

 最後は馬瓜エが「ファンの皆さんも一緒にパリ行くぞ!」と絶叫。所属クラブでもチームメートの赤穂は「日本代表の皆はエブリンさん(の発言)を拾っていた。こういう風に拾えば盛り上がると分かった。自チームでもエブリンさん1人せずにできる限り拾っていきたい」と語り、再び笑いをとった。ヒシヒシと伝わってきたチームワークの良さがパリでも最大の武器となる。

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