パリ五輪切符獲得の女子バスケ代表帰国 恩塚監督「彼女たちは全てをかけてコートに…誇りに思う」

2024年02月13日 20:18

バスケット

パリ五輪切符獲得の女子バスケ代表帰国 恩塚監督「彼女たちは全てをかけてコートに…誇りに思う」
JAL職員から祝福される恩塚監督と林主将 Photo By スポニチ
 パリ五輪の出場権を獲得したバスケットボール女子日本代表が13日、パリ五輪世界最終予選が行われたハンガリーから帰国。会見に出席した。
 恩塚監督は「この決戦に臨むにあたって、たくさんの方々にご支援いただいて臨むことができました。スポンサーの皆様、リーグ、クラブ関係者、代表活動をともに戦ってくれた仲間の思いを持って戦い抜こうと思って、コートに立った。選手たちは本当によく頑張った。重責を背負って戦ってくれた。東京五輪後、勝って当たり前のプレッシャーがあったと思う。彼女たちは全てをかけてコートに立ってくれた。お互い支え合って、声かけあってチームでやり抜こうと。それで切符をつかみとることができた。選手を誇りに思います。この頑張りをパリで金メダルにつなげられるように私も頑張りたい」と挨拶した。

 女子代表は2021年東京五輪で銀メダルを獲得。金メダルを目指すパリ五輪切符獲得に向け、今月7日に発表された代表12人では昨年2度目の現役復帰を果たした吉田亜沙美(36=アイシン)、馬瓜ステファニー(25=エストゥディアンテス)らが選出された一方、オコエ桃仁花(24=ジーロン)、町田瑠唯(30=富士通)、渡嘉敷来夢(32=ENEOS)らが落選。ファンからは厳しい戦いになることを予想する声も上がっていた。

 しかし、第1戦では86-75でスペインを撃破。第2戦はハンガリーに75-81で敗れたものの、第3戦のカナダ戦ではリードチェンジを12回も繰り返した接戦の末に格上を破った。4カ国中上位3カ国がパリ切符を得るリーグ戦で2勝1敗として1位突破した。

 3大会連続の五輪切符で、男女そろっての自力での五輪出場は76年モントリオール五輪以来48年ぶり。チームコンセプトは“走り勝つシューター軍団”。恩塚監督は「走り勝つのイメージの中にはドライブも入っている」とうなずいた。

 今後は、パリでの金メダル獲得に向け、Wリーグ終了後の4月中旬から五輪本番まで断続的に合宿を張る見通し。銀メダルを獲得した21年東京五輪前は4月上旬に1次合宿を開始。短期間の休みを挟んで7次合宿まで実施して本番を迎えており、3年前と同等の“100日計画”で練習期間を確保すると見られる。

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